スクラム開発とは?開発手法とビジネスへの応用について解説

経営お役立ち情報

スクラム開発は、アジャイル開発の手法の一つであり、チーム一体となってコミュニケーションを活発に行うことを重視した手法です。チームとして業務に対してどのように取り組むかを定義したスキームの為、システム開発以外の一般的な業務においても適用可能な点も大きな特徴です。

本記事ではスクラム開発の概要と要点について解説します。

スクラム開発とは

スクラム開発は、アジャイル開発の手法の一つです。
アジャイル開発とは、従来のソフトウェア開発の課題であった開発期間の短縮や、柔軟な仕様への対応を実現する開発手法ですが、スクラム開発はその中でもチーム一体となってコミュニケーションを活発に行うことを重視しています。

スクラム開発の流れ・メリット

スクラム開発は小規模なチームを複数組成し、役割やタスクを分散しながら開発を推進します。チームとして、何がいつまでに必要で、誰がそのタスクをすべきか、という観点からチームメンバーにタスクを振り分け、開発を推進していきます。そのため、それぞれの作業が他者の作業と共依存関係にあり、チームワークやコミュニケーションが重要となるのです。

この手法の最大のメリットとしては、各チームメンバーが異なる役割を持ち、開発に携わることが可能なため、様々な作業を同時進行することで効率的に開発を進める事が可能な点です。またチーム内で各個人の作業を精査することで、より充実したプロダクトの作成が可能となります。

一方で、コミュニケーションがうまく取れていないプロジェクトでは、計画と実際の開発状況にずれから生じるスケジュール遅延の発生や、各メンバーのプロダクトがうまく連携せずバグが多発するなどの危険もあります。

このような事態を防止するため、チーム内のメンバーは、逐次自分の作業状況や進め方について確認し合い、情報を共有しながら開発に取り組みます。朝会など定期的にメンバーが顔を合わせる機会を設け、コミュニケーションを活発に行いながら、メンバー全員が正しい方向を向いて開発を遂行できる状況を維持します。

スクラム開発における成果物

この章では、スクラム開発で作成される成果物について説明しながら、より詳しくスクラム開発の流れを解説します。

プロダクトバックログ

プロダクトバックログは、機能や技術的な改善要素に優先順位を付け、記述したドキュメントです。

誰のために、何を目的として、どのように実現するか議論し、事前に合意することで、仕様の変更時に影響範囲や進捗への影響の把握・伝達が容易になります。また、優先順位を付けることで、優先順位の低い仕様やタスクに関する議論に余計な時間を割く事を防止する、という目的もあります。

スプリントプランニング

スクラム開発では、プロダクトバックログで定義した要素をいくつかの段階に分け、優先度の高い順に反復して開発を進めます。この反復単位をスプリントと呼びます。

スプリントプランニングとは、スプリントの最初にゴールを話し合い、そのゴールを達成するために必要な作業を計画するイベント及びその計画を指します。実施目的は、ゴールや開発スコープ・作業内容の認識をすり合わせることにあります。スプリントの最初にゴールを明確にすることで、スプリント期間中は作業に集中することが可能となります。また、実現方法について事前にエンジニア間で議論することで、見積もりの制度が向上するメリットもあります。

インクリメント

インクリメントとは、各スプリントを終了した際に作られる成果物を指します。

インクリメントは作成後、スプリントレビューと呼ばれるミーティングで評価され、問題なければそのスプリントは計画通り完了します。インクリメントの定義は、事前にスプリントプランニング時に明確に定義する必要があり、リリースまで可能な状態なのか、改修が必要な状態なのか等、チーム内で共有することも重要です。

スクラム開発におけるロール

スクラム開発ではチームを組成し、各メンバーに役割を付与してプロジェクトを進めますが、この章では各役割について解説します。

プロダクトオーナー

プロダクトオーナーは、開発プロジェクトにおいて意思決定を行うロールです。スクラムマスターやステークホルダーと連携し、プロジェクトが円滑に進むよう調整を行うのが主な役割です。

スクラムマスター(SM)

スクラムマスター(SM)は、チームのマネジメントを行うロールです。エンジニアにタスクを振りながら、スケジュール通り開発を進める事が主な役割になります。

ステークホルダー

ステークホルダーは、経営者・顧客・関係部署等の利害関係者です。プロジェクトの発注元となるケースが多く、ステークホルダーにとって有益なプロジェクトとする事が、最大の目的となります。

ビジネスへの応用

チームとして業務に対してどのように取り組むか定義したスキームの為、システム開発以外の一般的な業務においても適用可能です。

スクラムはチームでのアウトプットを最大化するための仕組みなので、少人数でのプロジェクトに適しています。ビジネスであれば、開発メンバーの代わりに、マーケティング担当やセールス担当等、各業務の領域ごとに担当者を割り振るイメージとなります。

基本的にはスプリントを1週間程度で設定し、毎週の始まりか終わりのタイミングでプロダクトバックログの作成や、スプリントプランニングを行います。開発に全く関係のないプロジェクトでは、振り返りMtgや、計画Mtgという形で、より分かり易く名前を付けることで、会議内容をスムーズにチーム内で共有することが可能です。

ビジネスにスクラムの考え方を導入するメリットはいくつか存在します。

まず、チームのリソースを優先度の高いタスクに割り当てることができるため、定型業務や優先度の低い業務で1週間が終わる、というケースが少なくなります。

また、スプリント毎にチーム内で振り返りを行うことで、改善を繰り返しチームの生産性を向上し続ける事ができます。

また、スクラムでは各メンバーの進捗をホワイトボード上等で常に可視化できる状態にします。そのため、各メンバーの進捗に透明性が担保されるだけでなく、作業共有の中で他メンバーのアウトプットを理解することができ、各業務のブラックボックス化の防止につながります。

まとめ

今回はスクラム開発に関する基礎知識のご紹介と、プロジェクトの進め方についてご紹介しました。事前にポイントを把握し、ご自身の事業においてどのような開発手法が最適か把握しておくことが重要です。

経営セミナー参加者募集中!

経営お役立ちメディア「FOLIO」を運営しているキャシュモでは、経営者のみなさまのお役にたつセミナーを毎月開催しています。
セミナーへのご参加は、以下のページよりお申込頂けます。
https://cashmo.jp/event/
セミナーでみなさまのお目にかかれることを心より楽しみにしております。
経営お役立ち情報
この記事が気に入ったら
いいねをして、cashmoをチェックしよう!
FOLIO -経理アウトソーシングのCashmoがお届けする経営お役立ちメディア-

経営セミナー参加者募集中!
参加申込はこちらから

タイトルとURLをコピーしました