ポスティングとは?意味と効果、メリット・デメリットや活用のコツを解説

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「自社の集客経路を増やしたい」
「地域や実店舗サービスに強い集客手段はないだろうか」
「ネットでは接触できないユーザに広告を出す方法はないか」

このような悩みはないでしょうか。

今ネットを活用すれば手軽かつ広範囲に集客することができます。しかし、ネット集客だけでは限界を感じている、というケースもあるかと思います。

そこで役に立つのが「ポスティング」です。ポスティングを活用すれば自社の情報や試供品を地域に配布することができ、問い合わせや成約数を大きく上げられる可能性があります。

この記事では「ポスティング」の概要とメリットを解説していきます。

ポスティングとは?定義とどのような効果があるのか

ポスティングとは自社サービスの広告・宣伝を目的に配布物(ビラやチラシなど)を各個宅の郵便受けへ直接投函する行為を意味します。そのため、

・ネットでは接触できないユーザに宣伝できる
・特定地域を指定した広告を出すことができ、特に地域開催イベント、実店舗の宣伝に効果がある

といったメリットがあり自社サービスの認知・成約率アップが期待できます。

 

ポスティングと似たサービスの違い

ポストへ投函、という意味では以下のサービスも同様のことができます。

・DM(ダイレクトメール)
・新聞折込チラシ

ポスティングと比較して、DM(ダイレクトメール)は指定した住所に送る=不特定多数の相手への宣伝は不可能、新聞折込チラシは新聞を購読していないユーザには送れない、新聞に折り込める大きさと形状(いわゆるチラシ以外不可)でないと利用できない、という違いがあります。

ポスティングは一定の範囲内で配布物の形、大きさを変更でき、それらを不特定多数に配布できるのがメリットです。

ポスティングのやり方とポイント

一口にポスティングと言ってもいくつかのやり方があります。

・誰が配布するか→自社 or 他社依頼(専門業者やアルバイトなど)
・どこに配布するか→地域指定はもちろん、一軒家、集合住宅、会社・店舗除外など選別配布ができる
・いつ配布するか→イベント開催前の案内、開催後のアンケートなど日程を指定できる
・どれくらい配布するか→毎月や隔週、開催日までに複数回に分けて配布するなど接触回数を増やすことができる

自社で実施する、という手もありますが広域、または継続して実施するなら専門業者への依頼が効果的となります。

また地域やある程度の選別配布もできます。例えばサービス提供会社によりますが、タワーマンションにのみ配布、といったことも可能です。そのため、自社サービスのターゲットに応じて効果がある方法を選択することが重要となります。

ポスティングのメリット

なによりのメリットは物理的(紙などで)に自社サービスの情報を届けられることです。それ以外にも

・新聞を購読していない人にも届けられる→特に新聞をあまり読まない若者に効果的
・Webを使わない年配の方に情報を届けられる→スマホを使わない方にも届けられる
・冊子など厚みがあるもの、特定形状(水道管修理のマグネットシールなど)のものでも届けられる→化粧品やサプリのサンプルも送れる
・配布地域を指定できる

というメリットがあり、手にとって触れる・見られる広告物を配布できることはネット集客にはないメリットです。

若い世代には新聞未購読でも届く、年配の方には新聞折込では不可能な冊子配布、試供品配布などができるのがポスティングの強みとなります。

ポスティングのデメリット

・大量配布には時間と労力が必要→Web広告なら一瞬で全国を対象にできる
・ユーザ行動の細かい効果測定が難しい→チラシを読んだのか、読まずに捨てたのか、どこまで読んだのか、などWebと比べて効果測定がしにくい(Webであればヒートマップやアクセス数解析、ボタンクリック率測定等が容易)
・細かいターゲッティングが困難→地域や世帯ベースなので20代女性、といった細かい指定は基本できない(Web広告であれば指定できる)
・読まずに捨てられる可能性がある→新聞の折込チラシなら家に持ち帰ってもらえる可能性が高い

メリットも多いポスティングですが、このようにデメリットもあります。また「ポストに投函」という手順上、ネット集客より遥かに労力が必要となります。実施するには自社ではなく専門業者に依頼する必要があるでしょう。

紙なので効果測定がしにくい、特定ターゲットだけへの配布指定が困難、見られずに捨てられるリスクもあります。

「ポスティングだけで集客する」のではなくネット集客など自社の戦略にあった広告手段を併用することでより期待した成果を上げやすくなります。

ポスティングで効果を出すには

・捨てられない工夫をする
・購読後、ユーザにとってほしい行動を明確化する

ポスティングで成果を上げるためには捨てられない工夫が重要です。興味を惹かない、目立たないとすぐ捨てられる可能性が高くなってしまいます。例えば、広告物を冊子にしたり、封筒に入れた場合どうなるでしょうか。自分の名前がある封筒であればその場で捨てることができず、「ひとまず中を開けて確認しよう」と見てもらえる確率が上がります。

またユーザにしてほしい行動やメリットを明確化した内容であることが重要です。ポスティングは企業からユーザに一方的に情報を伝えているにすぎず、ユーザが反応してくれなければ意味がありません。そのために問い合わせ先として電話番号やQRコードを掲載し、ユーザが連絡しやすくする、割引クーポンを付けて今行動するメリットを提示してあげるなど背中を押してあげることが重要です。

せっかく費用をかけているのですからイメージ広告で終わらず、行動を促すことで期待した成果を上げやすくなります。

まとめ

ポスティングはネット集客にはないメリットがあり、正しく活用すれば問い合わせ、成約数増加に役立ちます。

ネットでの広報が主流となった今でも手に取れる物理的な配布物の方が反応率が高いケースは多いです。自社の求める成果にあった広告手段を選びましょう。

今回の解説がポスティング検討の参考になれば幸いです。

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