経営に役立つ書籍紹介 ~リズ・ワイズマン著『ルーキー・スマート』~

経営お役立ち情報

4月に新入社員が入社された会社が多いと思います。キャシュモにも大学を卒業したばかりの新入社員が7名入社しております。今回ご紹介するのは新人(=ルーキー)の気持ちを持ち続けることで、成果を出せるという内容の書籍です。

<著者の紹介>リズ・ワイズマン
元オラクルの幹部。17年間にわたり、企業内大学副学長や人的資源開発責任者を務めたのち、シリコンバレーにワイズマン・グループを立ち上げて社長に就任。リーダー育成のサービスを提供しており、同社の顧客にはアップル、ディズニー、マイクロソフト、フェイスブックなど、有名企業が多数いる。

<ポイント①>昔は「知識で勝負」。現在は「思考力と行動力で勝負」。
経験豊富なベテランよりも新人のほうが結果を出すことが多々あり、年々そのような現象は起きやすくなっています。その理由は3つの変化が起きたためです。3つの変化とは「大量化」「迅速化」「短期化」です。情報は増え続ける一方で、仕事のサイクルは加速し続け、知識はすぐに陳腐化して使えなくなっています。このような変化によって、知識や経験がものをいう時代は終わりを告げ、思考力や行動力がある人が成果を出せるようになりました。

<ポイント②>成果を出せるルーキーの4つのモード
成果を出せるルーキーには以下のいずれかの特性があります。

・バックパッカー
「大偉業のいくつかは、それが不可能だと気付くほど賢くない人がいたからこそ成し遂げられた」
頼れる経験がなく、守るべき実績もないルーキーはさながらバックパッカーのように身軽で、新しい可能性を探し、より高い場所に到達することができます。
・狩猟採集民
「知識の無さを謙虚に受け入れられる人ほど、熱心に知識を得ようと努める」
右も左もわからず、知識や専門技術がないルーキーは、神経を張りつめて周囲の環境に注意を払います。結果的に意欲的に、素早く学習することが可能になります。
・ファイアウォーカー
「恐怖は橋の下に潜む恐ろしい怪物だが、その怪物が私たちを成功に導く」
新しい場所で実力を示したいという思いが強いルーキーは、焦燥感を抱きながらも慎重に行動します。素早く結果を出しながらにして、フィードバックやコーチングを求める姿勢が成果を出します。
※ファイアウォーカー:燃え盛る石炭の道を歩く儀式に挑む人のこと
・開拓者
「限界に挑めば挑むほど、限界を押し広げられる」
未知の世界に飛び込んだルーキーは、ハングリーに精力的に行動し続けます。その意欲が限界を押し上げて、新たな価値を生み出します。

<ポイント③>ルーキーを活かす方法
ルーキーを活かして成果を出してもらうために、以下の3つのポイントを意識する必要があります。

・方向性を示したうえで、自由を与える
・建設的な「ミニ試練」を与える
・安全ネットつきの綱渡りをさせる

方向性を明確にしたうえで、自分自身で考えるスペースを確保すること、手も足も出ないほどではないが手ごわい課題を与えること、試練を与える(=綱渡りさせる)が失敗したときのフォローができるようにしておくこと、の3つができていればルーキーたちは輝きます。

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中小企業は人材を確保することが難しいため、新人がいかに戦力として活躍できるかが、企業にとって重要なテーマになります。また、本書にはベテランがルーキーらしさ(ルーキー・スマート)を取り戻すための方法も載っていますので、ぜひご一読いただければと思います。

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