マネーフォワードクラウド会計を徹底解説!

経理お役立ち情報

どのような企業でも会計業務は必須ですが、「日々の会計処理から解放されたい」「会計業務をもっと効率化できないか」と、お困りではないでしょうか。

クラウド型の会計システムなら、経理の自動化や最新の税法への自動アップデートが可能です。

本記事ではクラウド型会計ソフト「マネーフォワード」について、サービスの特徴・導入するメリット・活用法をご紹介します。

マネーフォワードクラウド会計とは?

「マネーフォワード クラウド会計」は、株式会社マネーフォワードが提供しているクラウド型の会計サービスです。

クラウド会計は日々の取引の入力を自動化し、会計業務の効率改善に役立ちます。

ソフトのインストールが不要ですぐに利用でき、税法改正や消費税増税などにも自動アップデートで対応可能です。

このように業務効率化や税法対応ができることから、中小企業をはじめ上場企業まで多くの企業で採用されています。

公式サイト
https://biz.moneyforward.com/accounting/

マネーフォワードクラウド会計でできること

マネーフォワードではクラウド会計をはじめ、経理管理から人事労務までクラウドで完結できるようになっています。

マネーフォワードのサービスの一つである「クラウド会計」でできることは、以下のとおりです。

・取引入力の自動化
・AIによる自動仕訳
・銀行やPOSレジとの連携
・仕訳データを元に決算書の自動作成

銀行やPOSレジなど連携させることにより、売上や支払いなどの取引入力を自動で行います。

入力された取引はAI(人工知能)によって自動仕訳が行われ、さらに仕訳したデータを基に決算書を自動作成し、会計状況を「見える化」します。

マネーフォワードクラウド会計を導入するメリットとデメリット

マネーフォワードクラウド会計を導入する、メリットとデメリットをご紹介します。

メリット① 金融機関などと連携して会計処理を自動化

マネーフォワードクラウド会計では、入出金に利用している金融機関と連携することで、会計処理を自動化します。

主要銀行や個人・法人用クレジットカードはもちろん、電子マネーやプリペイドカードなど2,500以上のサービスと連携可能です。

取引先や外注先への支払いの他、Amazonや楽天での消耗品購入といった日々の取引データを自動取得し、帳簿に反映します。

さらにPOSレジと連携することで、実店舗の売上データも自動取得できます。マネーフォワードクラウド会計では、以下のシステムと連携可能です。

・POS
・Airレジ
・Square
・STORES.jp
・スマレジ
・ユビレジ
・NECモバイルPOS
・UレジSTORE

これらのレジシステムでは、キャッシュレス決済での利用明細も自動取得できます。

日々の業務の負担を減らし、いつでもリアルタイムで会計状況を把握するためにも、会計処理の自動化は大きなメリットと言えるでしょう。

メリット② AI(人工知能)による勘定項目の自動仕訳

一度登録した勘定項目はAI(人工知能)が学習し、同じ項目があった場合に仕訳を自動提案します。

利用すればするほどAIの精度があがるため、確認や修正の手間も短縮できることが魅力です。

メリット③ データのバックアップやセキュリティ面で安心

マネーフォワードクラウド会計を利用すると、データがクラウドに自動バックアップされます。

そのため、データを保存しているUSBメモリなどの紛失や、パソコンが壊れた場合でもデータが消える心配がありません。

また金融機関などと連携を行う際も、メールアドレスや口座情報の暗号化により厳重に管理されています。

マネーフォワードクラウド会計では、個人情報保護の第三者認証「プライバシーマーク」を取得しており、セキュリティ面が気になる方でも安心です。

メリット④ 税法改正時の無料アップデート

インストール型のソフトと異なり、クラウド型の場合は税法の改正や消費税の増税などに自動アップデートで対応できます。

マネーフォワードクラウド会計では、これらのアップデートは無料です。

従来のように買い切り型のシステムではないため、最新機能への更新が自動かつ無料で行われることで、コスト削減にもつながります。

デメリット① 利用料がかかる

マネーフォワードクラウド会計を導入するデメリットとして、唯一あげられるのは利用料がかかる点です。

最小プランで2,980円の月額料金となり、初期費用やその他の追加費用は発生しません。

利用料金はかかりますが、会計業務の自動化による人件費の削減、人為的な作業ミスやデータ管理の軽減、税法改定時の対応のしやすさなどメリットの方が大きいと言えるでしょう。

マネーフォワードクラウド会計の使い方

マネーフォワードクラウド会計の主な使い方について、以下の内容を解説します。

・登録・ログイン方法
・データの連携方法
・手動入力の方法
・レポートの活用方法
・スマホアプリの利用方法

登録・ログイン方法

① マネーフォワードクラウド会計の公式サイトで、画面右上の「新規登録」から、メールアドレスを入力・認証を行い、登録を行います。

② 登録完了後に事業者情報を入力し、有料プランまたは無料トライアルを選択することで、ログインが完了します。

メールアドレスが受信できない、ログインできないなどの場合は、マネーフォワードクラウドのサポートを参照にしてください。

データの連携方法

銀行などの金融機関や、クレジットカード等の支払いサービスと連携することで、明細を自動取得・自動仕訳が可能になります。

① 連携方法は、「データ連携」→「新規登録」の順にクリックし、連携する金融機関や支払いサービスを選択します。

② ログインID(メールアドレス)とパスワードを入力します。

③ 自動取得対象の開始日を設定し、開始日以降のデータを自動取得するようにします。以上で連携完了です。

手動入力の方法

マネーフォワードクラウド会計では、自動入力の他に手動入力もできます。仕訳帳へ入力する場合も、キーボードで高速に処理可能です。

① 手動入力は、「手動で仕訳」→「仕訳帳入力」のページで行います。

② 取引日・勘定科目・金額・税区分・摘要を入力します。

③ 仕訳の内容は仕訳辞書として保存することで、再利用も可能です。

レポートの活用方法

マネーフォワードクラウド会計で作成できる「売上レポート」と「キャッシュフローレポート」について、それぞれの活用方法をご紹介します。

銀行やPOSレジとの連携を行うと、売上が自動計算され、売上レポートが自動作成されます。

売上に関する最新の情報を確認することで、スピーディーに改善点や課題の発見ができることが1つ目の活用法です。

支出予定を入力することで、キャッシュフローレポートを作成できます。

例えば源泉所得税納付の特例を受けている場合、半年分まとめて所得税や復興特別所得税を納めることになります。法人税の納付時期と異なるため、失念する可能性も考えられます。キャッシュフローレポートに入力することで、都度発生する税金の支払い忘れを防止できます。

スマホアプリの利用方法

登録の際に取得したログインID(メールアドレス)とパスワードで、マネーフォワードのアプリにログインできます。

アプリと同期することで、スマートフォンやタブレットでもマネーフォワードクラウド会計の機能が利用できるようになります。以下からダウンロード可能です。

【アプリをダウンロード】
iOS(App Store)
Android(Google Play)

マネーフォワードクラウド会計の料金プラン

マネーフォワードクラウド会計の料金プランをご紹介します。基本のプランは「スモールビジネスプラン」「ビジネスプラン」「中堅~大企業向けプラン」の3種類です。

スモールビジネスプランは部門登録数に制限があるため、部門登録数の少ない小規模事業者向けです。

ビジネスプランは部門登録が無制限な上に、部門階層も作成できるため、詳細な部門管理を必要とする中小企業におすすめのプランです。

スモールビジネスプラン・ビジネスプランともに、1ヶ月の無料トライアルが利用できます。

まとめ

ここまで、マネーフォワードクラウド会計の機能・メリット・使い方・料金体系について解説してきました。

金融機関や支払いサービスとの連携によって入出金が自動処理できることや、AIによる自動仕訳、売上レポートの自動作成が主な機能です。

徹底したセキュリティの元、クラウドでデータ保存されるため、安全面でも信頼性が高いサービスと言えます。

企業の規模に合わせた料金プランは、1ヶ月の無料トライアル付きですので、一度試してみてはいかがでしょうか。

キャシュモは、マネーフォワードの導入実績200社以上を誇るマネーフォワードのプラチナパートナーです。マネーフォワードを始めとする各種クラウドシステムの導入支援を、格安で請け負います。

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