生産性の向上②創意工夫が生まれる組織づくり

経営お役立ち情報

前回に引き続き、生産性について取り上げます。前回の記事の中で「改善意欲を引き出す」という内容を取り上げましたが、そこをさらに深堀してみたいと思います。

労働時間で解決しようとしない!

「できるまで残業しろ!」「売れるまで帰ってくるな!」というような指示を出したことはありますか?これらの指示の本質は「労働時間を長くすることで、成果を出しなさい」ということであり、こういった指示は今の時代には適しません。求められる指示は「時間内に成果を出せるように、工夫しなさい」というものです。

例えば以下の2人のうち、どちらの人を雇いたいでしょうか?

  1. 言われたことは長時間労働してでもやり切る人
  2. 「こっちのほうがいいのでは?」と考えて、改善提案して成果を出す人

一昔前であれば「我慢強い、忍耐強い」という長所がある前者が必要であったかもしれませんが、昨今求められているのは、後者にある「創意工夫ができる」という能力です。

従業員は褒めて伸ばそう!

どのようにすれば「創意工夫ができる人材」は育つのでしょうか?重要なのは「褒めること」「認めること」です。その理由をマズローの欲求階層説(図参照)を使って説明します。

人間には図のように五段階の欲求があるとされていますが、これらは独立して存在するものではなく、一番下の第一段階が満たされたら第二段階へ、第二段階が満たされたら第三段階へ、というように順番に変化していきます。

「工夫をしたい」「改善したい」というのは、第五段階の「自己実現欲求」を満たそうとする言動です。この欲求は第一段階から第四段階まで満たされていないと生まれませんが、ポイントになるのは第四段階にあたる「承認欲求」です。これは周囲の人に「あなたがいてくれて良かった」「あなたのおかげで助かった」と言われることで満たされます。

つまり、褒められた人、認められた人に、創意工夫ができる人にレベルアップするチャンスが生まれるのです。

身の丈に合った着実な成長を!

「業績を伸ばしたい」「生産性を向上させたい」と考えるのは経営者として当然ですが、急激に成長させようとするのはリスクが高いです。無理に伸ばそうとすると、現場に過度な負担をかけて不満が溜まったり、教育が不十分なまま仕事を割り振ってしまったりして、かえって業績や生産性が低下する可能性すらあります。急激に何かを変えようとするのではなく、着実に、堅実に、成長をし続けるという意識が必要です。

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弊社が定義している「良い会社」の条件のひとつが「働いている人が幸せな会社」というものです。この「幸せ」には「働く幸せ」と「経済的な幸せ」の2種類ありますが、創意工夫して周りに認められることは前者の幸せにつながります。従業員を認めること、褒めることからはじめてみてはいかがでしょうか。

<良い会社チェックリスト>
□従業員の労働時間を把握していますか?
□社員を褒めたり、認めたりしていますか?
□無理がない、実現可能な成長計画を考えていますか?


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