業務で使うパソコンの選び方 WindowsとMacどちらが良い?

経営お役立ち情報

パソコン業界を含めたIT業界は日進月歩の技術革新がされています。今では当たり前に持つようになったスマートフォンは技術上の買い替えは2年、パソコンの買い替えは5~6年と言われています。起業の際には多くの初期コストが必要になりますが、5~6年と長い期間使うものならしっかり選びたいですよね。

しかし、パソコンは多くの種類があってよくわからないという声もよく聞きます。その理由は、構成されている情報があまりにも多いことや、技術向上のスピードが早いため情報のアップデートが高頻度で必要になるからです。

そのため今回はパソコンを選ぶ際に、最初に壁となるOSについて解説していきたいと思います。OSとは何なのか、パソコンを選ぶ際によく聞くWindowsとMacどちらがいいのかを解説していきます。

WindowsとMacとは

OS

OS(Operating System)とはシステム全体を管理するソフトウェアのことを指します。

スマホなら、Apple社がiOS、google社がAndroidとなります。パソコンは、大きなシェアを取っているのはWindowsとMacOSとなります。

OSの違いによって、カスタムの自由度が異なる点や、使えるアプリケーションが異なっている点、ホーム画面が異なっている点はイメージがつきやすいかと思います。

Microsoft社とApple社

Microsoft社はその名の通りソフト開発を専門にしている会社で、OSのWindowsに加えて、Microsoft Officeなどが製品になります。(近年はわずかではありますが、surface等ソフト以外にもハードウェアであるパソコンの開発を行っているようです)

一方で、Apple社はパソコンも中身のシステムも1社で開発しているのが特徴です。

Microsoft社ではより使いやすく、利便性の高いソフトの開発を専門にし、ハードウェアであるPCは専門の他社に任せることで、ソフトウェア専門のMicrosoft社×ハードウェア専門の他社を組み合わせることで発展してきました。

逆にApple社ではパソコンとOSを一社で開発するため、パソコンの相性にあったOSを制作することが出来ます。そうすることで、パソコンのスペックを最大限生かせるシステムが構築され、PCとOSの相性が非常に良いものを作ることができるのです。

主な違い

PCの種類

Windows搭載のPCであれば、低スペッククラスからハイエンドクラスまで幅広く展開されているため、非常に多くのパソコンが用意されています。しっかりと選べば、自分にあったパソコンを選ぶことができ、コストパフォーマンスを高めることが出来ます。

MacOS搭載のPCはApple社しか発売されていません。そのため、限られたパソコンのみ販売されていることが現状となります。しかし、種類が限られている分ミドルクラス~ハイエンドクラスが用意されており、スペックの面でハズレが少ないことの裏返しでもあります。

デザイン

一般的にMacはシンプルかつスタイリッシュなデザインとされており、Mac製品は見た目でも人気を博しています。

Windows搭載パソコンのメーカーはMacを倣って制作しているPCも存在し、ほかにも耐衝撃に特化した剛性重視のPC、配色が独特で高揚感を与えるゲーミングPC等の多様性があります。

セキュリティ面

一般的にはMacのほうが安全性は高いと言われていましたが、現在ではMacを狙ったウイルスが増加してしまったため安全性では逆転してWindowsの方が高いとみる声が高まってきています。

アプリ

相対的にはWindowsの方がアプリ数は多いですが、一つ一つのアプリケーションのクオリティはMacの方が高いと言われています。

互換性

WindowsとMacとの互換性はありますが、完璧ではありません。

オフィス系ソフトでは簡単な資料であれば問題ありませんが、業務用として使用していくとエラーが頻発するため、マクロやプログラムを流用しても使用できない可能性があります。

Apple社ではPCのMacとiPhone等同社製品であれば非常に相性が良く、データのやり取りがしやすいためiPhoneとの互換性は全く問題ありません。

特徴

Windowsは高いシェアを獲得するほどに多機能、多種多様であり、幅広いニーズに答えられるOSであり、やりたいことが決まっており、求めるものが決まっていれば、使いやすくなります。

MacOSは統一性があり直感的に操作ができるように組まれているため、操作が分からなくても、ある程度自分の力で進めていけるOSとなっています。それに加えて、Macはグラフィック系に強いと言われているため、クリエイターはMacを使用する割合が多くなります。

WindowsとMacの用途

Windowsをおすすめする方

シェアはWindowsが60~70%とされており、MacOSは15~20%です。
そのためビジネスでやり取りをする場合、シェア率が依然高いWindowsが無難です。例えば、Word資料やPowerPointでの資料を提供する際に重要なマーカー部がMacの際には見えなくなってしまうことや、段落分けがWindowsとMacで異なっている場合もあるため、両者の互換性の問題により齟齬が発生する可能性があります。

Macをおすすめする方

冒頭でパソコンをしっかり選んだ方がいいと言いましたが、数多あるパソコンから選び抜くのはかなりの負担になります。そのため、パソコンのスペック上判断がつかない場合にはまずMacを選ぶのも手です。Macの商品でスペック上問題があるものはまずないので、コスパよりも選定に時間を割きたくない場合はMacを購入すれば間違いはないでしょう。

業務において、社内でのみのファイル共有、またはプライベートで使用するなら、自分の所有しているApple製品との互換性は非常に高いため、Macを選択することもあります。

起業で属する業界がクリエイターとのデータの行き来が多く、そのクリエイターの多くがMacを使用する業界であれば、Macの使用をおすすめします。また、近年ベンチャー企業ではMacを使用する流れもありますので、業界や取引先を見ながら使用されるのがいいかと思います。

まとめ

シェア率が高いのはWindowsのため、外部とのやり取りが多いのであればWindowsのほうが無難ではあります。特にWindowsは非常に幅広い守備範囲を持っているため、Windowsでカバーができないことはまずないと言っていいでしょう。資料作成から動画編集や3D動画作成等スペックさえ選べば、会社にあった一台は必ず見つけることができます。
しかし、年々MacOSも伸びてきており、以前に比べてスペックもOSも使いやすいものになりました。MacにもOSの直感的動作や、グラフィック性など優れている点があるため一概にどちらかだけが優れているとは言えません。

そのため、一つの判断基準としては、ビジネスにおいて相手が求める形式に沿ったパソコンやOSを選ぶことをお勧めします。

このように起業においては事業以外にも気を配らなければならない事項が多いため、このような起業や事業のことについてもぜひご相談ください。

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