名刺のつくり方

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名刺は、初対面のお客様とのやり取りで欠かせないアイテムの一つです。必要な時に在庫が足りなくならないよう、常に備えておく必要があるビジネスツールです。本記事では、名刺の作り方や作る際のポイントについて解説していきます。これから、名刺の作成を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

名刺の作り方

名刺の作り方には、大きく5つの方法があります。

プロのデザイナーに依頼する

プロのデザイナーに依頼することで、デザインから印刷までを全てお任せすることができます。デザインや印刷する用紙に関する知識が豊富で、正方形やハート型、型抜きや箔押しなど、高度な技術を要する名刺も作成できます。

印刷通販で作る

印刷通販を利用することで、作成から印刷までを一貫して進めることができます。印刷通販には、印刷にかかる手間を省き、高品質な印刷技術による作成ができるといったメリットがあります。反対に、印刷代や配送代などの費用がかかるデメリットもあります。

無料テンプレートで作る

インターネット上に公開されている、無料テンプレートを活用して作成する方法もあります。Wordのテンプレートの他にも、IllustratorやPhotoshop用のテンプレートも数多く存在しています。インターネット上の無料テンプレートを活用することで、豊富なデザインから選択できるメリットがあります。反対に、テンプレートのデータ形式はソフトに依存するため、自社で使用しているソフトに応じたテンプレートを選ぶ必要があるというデメリットも存在します。

無料名刺作成ツールで作る

無料の名刺作成ツールを活用して、オリジナルの名刺を作成する方法もあります。無料名刺作成ツールを使用するメリットには、人とは違う完全にオリジナルの名刺を作ることができるという点があります。反対に、デザインに凝り過ぎてしまい想定以上に時間がかかってしまうというデメリットもあります。

名刺作成用のスマホアプリで作る

名刺作成は、スマホアプリでも行うことができます。スマホアプリで作成するメリットには、スマホ内で作業が完結し、PCを使う必要がないという点があります。しかし、スマホアプリでの作成は、指先やタッチペンでの操作となり、慣れないうちは使いにくいというデメリットもあります。

名刺を作る際のポイント

名刺を作る際には、次の3つのポイントを確認しましょう。

名刺に載せる情報を決める

まずは、名刺に載せる情報を決めましょう。名刺に載せる基本的な情報としては、以下のような項目があります。
・名前
・肩書き
・住所
・電話番号
・メールアドレス

近年では、FacebookやTwitter、InstagramのようなSNSのアカウントを併記する方もいらっしゃいます。ビジネス用として運用しているSNSアカウントがある方は、必要に応じて記載してみましょう。

自分でやる範囲を決める

名刺の作成作業はデザインから印刷まで多岐に渡りますが、自分で作業をする範囲を決めることも重要です。大量に名刺を作成する場合、デザインのみを自分で行い、印刷業者などに印刷・出荷を依頼することになるでしょう。反対に、小ロットの作成であれば、一般のプリンタを使用して、デザインから印刷までの作業を全てオフィスで行うことも可能です。これにより、名刺作成にかかる費用を抑えることができます。

サイズ・フォント・デザインを決める

名刺を作成する際には、サイズ・フォント・デザインを決める必要があります。一般的な名刺のサイズは91mm×55mmです。名刺のレイアウトやデザイン、サイズや文字フォントによって、受け取る側の印象は大きく異なります。自社の業務内容やイメージに合わせて選択しましょう。

名刺作成サービス4選

ここでは、おすすめの名刺作成サービスを4つ紹介します。名刺作成サービスでは、無料の作成ソフトに比べて「デザインの作り込み」「用紙の選定」などを詳細に選ぶことが可能です。しかし、手元に名刺が届くまでには少し期間が必要な点には注意が必要です。

アスクル

アスクルでは、事務用品だけでなく名刺制作サービスも提供しています。テンプレートを使用した作成だけでなく、手持ちの名刺そのままを印刷してもらうことも可能です。最低注文ロット数は50枚、15時までに注文すれば翌日配送が可能な点も大きな魅力です。

ラクスル

ラクスルでは、日本の名刺より一回り小さい欧米サイズにも対応しています。グローバルに事業を展開する方におすすめです。また、WordやPowerPointで自作したファイルの印刷にも対応可能な点も魅力です。価格は100枚あたり500円と送料が別途かかります。100枚であれば受付から1営業日後の受け取りも可能です。

ライオン名刺

ライオン名刺では、角丸加工や箔押し加工、エンボス加工をはじめとするオプション加工を多く提供しています。ユニークな名刺がデザインしやすく、フリーランスの方に人気のサービスです。20枚から注文可能なため使い勝手も良いです。また、13時までに受付を完了させると当日配送してもらえる点も魅力です。

ビスタプリント

ビスタプリントでは、豊富なテンプレートからデザインを自由に選べ、文字をデコレーションして盛り上げる厚盛り加工が可能です。人と違ったインパクトある名刺を作りたい方におすすめのサービスです。25枚から注文可能なため使い勝手が良い点もポイントです。尚、手元に届くまでの期間は通常4営業日程度かかる点は注意が必要です。

名刺作成フリーソフト・アプリ4選

ここでは、無料で名刺作成ができるフリーソフト・アプリを4つ紹介します。

Canva

Canvaは、豊富な写真素材とデザインテンプレートが提供されているサービスです。名刺の他にも、様々なシーンで活用できる素材があるため、使い勝手の良い無料アプリです。また、スマホだけでなくWeb版のアプリも用意されています。コンビニ印刷にも対応しているため、手軽に印刷作業が行えます。

ラベル屋さん

ラベル屋さんは、編集操作のほとんどがマウスのドラッグ&ドロップで完結するサービスです。豊富な素材を活用し、質の良い名刺を簡単に作れることで人気の無料サービスです。スマホ用アプリもリリースされており、PCとスマホ両方での活用が可能です。

BiziCard

BiziCardは、ローソン、ファミリーマートのコピー機で利用できるコンテンツプリントサービスと連動した無料アプリです。名刺のデザインは27種類に厳選され、ビジネスシーンで即活用できるようなシンプルなデザインが多いです。スマホでの作成とコンビニ印刷に対応していることから、急に名刺が必要になった際におすすめです。

名刺を作ろう!

名刺を作ろう!は、無料で名刺作成ができるフリーソフトです。必要最低限の編集機能に厳選されているため、PCの使用が不慣れな人でも簡単に名刺が作れます。しかし、テンプレート機能がないことから、デザイン性に優れる名刺を作ることは難しいです。

まとめ

本記事では、名刺の作り方や作る際のポイントについて解説しました。名刺は、無料ソフトを使用して自分で作成することも可能ですが、相手の印象に残るような名刺を作る事は難しいです。反対に、プロのデザイナーに依頼すれば、希望通りのデザインの名刺を作成することが可能ですが、相応のコストがかかります。デザイン、コスト、スピード、手軽さを総合的に検討して、自社の状況に適した名刺の作成方法を選ぶようにしましょう。

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