インターネット広告とは?基本の7種類を活用方法まで徹底解説!

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インターネット上での消費行動が増え、インターネット上でのマーケティング活動が重要視される中、有効な手段としてインターネット広告があります。

近年ではスマートフォンやタブレットをはじめとして、インターネットを閲覧できるデバイスが多様化していることから、インターネット広告の種類も数多く存在しています。しかし、いざインターネット広告を活用しようと思っても、どういった広告をどのように使えばいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

そこで今回はインターネット広告について、基本的な7種類を中心に活用方法まで徹底解説していきます。インターネット広告に関して理解を深め、自社のマーケティング活動の成果を高めたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

インターネット広告とは?

インターネット広告とは、インターネット上で出稿できる広告のことです。オンライン広告やデジタル広告とも呼ばれます。従来のテレビや新聞の広告とは異なり、以下の2点がインターネット広告の大きな特徴です。

● ユーザーの性別や年齢、居住地域といった個人情報をもとに配信先のユーザーを限定できる
● 広告へのアクセスやクリック率、問い合わせや購入に至った件数をデータとして収集できる

上記のような特徴から、広告の費用対効果を向上させやすいため、近年企業でインターネット広告を活用するケースが多くなっています。

インターネット広告のメリット

インターネット広告のメリットについて解説していきます。具体的には以下の4点がインターネット広告のメリットとなります。

● 低額から始められる
● ターゲットを限定できる
● 効果検証がしやすい
● 運用改善ができる

低額から始められる

インターネット広告のメリットは低額の予算から始めることができる点です。

従来のテレビや新聞などで出稿する広告は、掲載すること自体に料金が発生する仕組みで、掲載料が高額になりがちでした。しかしインターネット広告では、ユーザーが広告をクリックしたときにのみ課金する「クリック課金」方式や、広告が表示された回数分だけ課金される「インプレッション課金」方式が主流となっており、広告費をコントロールしやすくなっています。

広告費の上限などもシステム上から設定できるため、比較的低額の予算でも広告を出稿することが可能です。

ターゲットを限定できる

インターネット広告では、ターゲットを限定した配信ができます。

ユーザーの年齢、性別、居住地域の情報をもとに配信を制限したり、検索連動型広告では、ユーザーが検索エンジン上で検索したキーワードを限定して広告表示させることも可能です。

効果検証がしやすい

インターネット広告は効果検証がしやすいという点も大きなメリットです。

広告が閲覧された回数やアクセスされた回数、広告を閲覧した人が問い合わせや商品購入をした回数や、その割合といったデータをシステム上で集計できます。そのため、効果検証を行いやすく、施策が有効であったかどうかの判断がしやすくなります。

運用改善ができる

インターネット広告は運用を行いながら改善できるという特徴があります。

従来のテレビや新聞での広告は、一度広告を出稿してしまうと広告を修正・改善することが困難でした。しかしインターネット広告では、システム上から常に広告の修正や改善を行うことができるため、効果をリアルタイムで確認しながら、広告の成果を高めることができます。

また、最近ではインターネット広告に自動学習機能が搭載されており、自動で最適な広告配信を行ってくれる機能なども存在します。

インターネット広告の基本の7種類

インターネット広告における基本的な7つの手法について紹介していきます。具体的には以下の7種類が存在します。

● リスティング広告
● ディスプレイ広告
● ネイティブ広告
● アフィリエイト広告
● 動画広告
● SNS広告
● メール広告

リスティング広告

リスティング広告とは検索連動型広告とも言われており、ユーザーが検索エンジンに入力するキーワードに連動して出稿できる広告のことです。ユーザーが入力したキーワードに対して広告を出稿できるため、ニーズが明確化しているユーザーにアプローチすることができ、商品購入や問い合わせに繋がりやすいというメリットがあります。

また、検索サイト上で自社のWEBサイトを上位表示させるようにWEBサイトの内容を最適化させていくSEOに比べても、広告を出稿すればすぐに検索結果の上位に広告を表示させることができるため、即効性がある点も大きなメリットとなります。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告とは WEBサイトやアプリ上の広告枠に表示される画像や動画を用いた広告のことを指します。

ディスプレイ広告の特徴としては、WEBサイトの閲覧履歴や性別・年齢といったユーザー情報をもとに配信を限定したり、逆に広告を出稿できる媒体が多いため、広告の表示回数を多くして認知を広げるなど、幅広い使い方ができる点があります。

近年DSPという、ターゲットの設定から広告出稿、効果測定まで自動で行なってくれるプラットフォームでも、ディスプレイ広告がメインに扱われています。

ネイティブ広告

ネイティブ広告とは、インターネット上のコンテンツと同じような見た目で配信される広告のことを指します。

ネイティブ広告は、ユーザーから明らかな広告と認識されづらいため、ユーザーに広告に対するネガティブな先入観を与えることなく、情報を伝達できます。具体的には、SNS上の投稿の間に他の投稿と同じ形式で表示される広告や、 WEBサイト上の記事内に他のコンテンツと同様の形式で配信される広告などがあります。

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告とは成果報酬型の広告を指し、広告に対してアクションがあった時のみ広告費が発生する仕組みの広告となっています。

他のリスティング広告などでは、広告がクリックされたり、広告が表示された場合に広告費がかかりますが、アフィリエイト広告では設定したコンバージョンが達成された時にのみ広告費用が発生します。アフィリエイト広告で設定されているコンバージョンは、資料請求や問い合わせ会員登録などが挙げられます。

動画広告

動画広告とは、 YouTubeを代表とする動画プラットフォームに出稿する広告のことです。

テキストベースのリスティング広告や画像ベースのディスプレイ広告などと比べ、動画で 情報を伝えられるため、ユーザーに対して商品やサービスのイメージをより具体的に伝えることができます。テレビCMのような効果が期待できる上に、インターネット広告の特性であるデータ収集をもとにした効果測定も可能なため、改善を行い効果を高めることも可能です。

SNS広告

SNS広告とは、TwitterやInstagramに代表されるソーシャルメディア上で配信する広告のことです。

一番の特徴は細くターゲティングを限定できることです。ソーシャルメディアでは詳細な個人情報を登録しているため、他のインターネット広告よりも細かく配信先のユーザーを限定することができ、自社のターゲット層に近いユーザーのみにアプローチすることが可能です。また、SNSの特徴である拡散性もあるため、より多くのユーザーに対して認知させるという使い方もできます。

メール広告

メール広告とは、メールリストに対して、直接メールで広告を送信したり、メールマガジンに広告を掲載するといった手法です。

近年ではソーシャルメディアの普及もあり、以前よりもメールが使われる機会が減ってきてはいますが、ビジネスの現場を中心にまだまだメインのコミュニケーション手段として使われています。他の広告と比較して、テキストベースでより詳細な情報を伝えることができるため、商品やサービスの理解を深めた上で、自社のWEBサイトにアクセスしてもらうことができ、コンバージョンしやすいというメリットがあります。

インターネット広告を選ぶポイント

ここではインターネット広告を選ぶポイントを以下2点から紹介していきます。

● ターゲット層を明確にする
● 潜在層と顕在層で使い分ける

ターゲット層を明確にする

まずは広告をどういったターゲット層に配信するか明確にしていきます。

具体的には潜在層と顕在層でターゲットを分けることができます。

潜在層とは、商品やサービスに関して様々な情報を調べてはいるが、あまり知識がなく、商品やサービスが自身の課題に関連しているかが判断できていないユーザーのことを指します。

一方で、顕在層は商品やサービスに対する理解が深く、具体的な課題解決ができるかどうかを、他の商品やサービスと比較して検討しているユーザーのことを指します。

この2つのターゲット層によってアプローチする広告手法が異なってくるため、広告を配信するターゲット層がどういう属性かを明確化していきましょう。

潜在層と顕在層で使い分ける

ターゲット層を明確化できたら、潜在層と顕在層で配信するインターネット広告を使い分けていきます。

具体的には潜在層に対しては、まだあまり商品やサービスに対する知識がないため、自社の商品やサービスを認知させる、ディスプレイ広告やSNS広告などが最適でしょう。

逆に顕在層に関しては、ユーザーの解決したい課題(ニーズ)が明確化しているため 、 ユーザーの検索ニーズに直接訴えかけられるリスティング広告などが 効果的です。

このように自社のターゲット層にふさわしいインターネット広告を選択し、運用していきます。

インターネット広告を成功させるポイント

インターネット広告を成功させるポイントとしては以下の点が挙げられます

● LP(ランディングページ)の作成・改善
● EFO(入力フォーム最適化)の実施
● 定期的な広告設定の見直し

LP(ランディングページ)の作成・改善

LP(ランディングページ)とは、広告をクリックした先に表示される、商品やサービスの説明に特化したWEBサイトのことです。

LPを作成することで、ユーザーが自社の商品やサービスに対する理解をより深めることができ、購入や問い合わせなどのコンバージョンが向上しやすくなります。

LP を作成した後は、定期的に成果をチェックしながら改善していくことも重要です。
ファーストビューにおける導入文や、サイト構成、画像の選定などを定期的に見直していきましょう。

EFO(入力フォーム最適化)の実施

EFO(入力フォーム最適化)とは、WEBサイト上にある、商品購入や問い合わせの際に個人情報を入力する入力フォームを改善する作業のことです。

この入力フォームの入力項目が多すぎたり、入力しづらいフォームであったりすると、ユーザーの離脱が多くなってしまい、コンバージョンが下がってしまいます。

コンバージョンの数値がなかなか改善しない場合には、入力フォームの改善作業も必要となります。

定期的な広告設定の見直し

インターネット広告は、出稿した後に定期的に広告設定を見直していくことが重要です。

出稿した広告の成果を分析ツールなどを用いて分析し、数値の悪い項目に関して関連する広告の設定を定期的に見直していきましょう。

まとめ

インターネット広告を活用することで、狙ったターゲットに対して効果的に広告を配信することができます。従来の広告と比較しても、運用しながら改善を行うことができるため、運用次第では広告費を抑えながらも広告成果を出すことが可能です。

今回紹介したそれぞれの手法の特徴をよく理解した上で、インターネット広告を活用し、自社の売上拡大に役立てていきましょう。

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