当社は、単独で取得すると各4万円程度するワープロや表計算のソフトなど5つのアプリケーションソフトが組み込まれたパソコンを378,000円(税込)で取得しました。
そこで、当該ソフト部分については無形固定資産、コンピュータ機器本体のハード部分については減価償却資産として経理処理してよろしいでしょうか。
すべて減価償却資産として経理処理します。
解説
パソコンのハード部分であるコンピュータ機器本体は減価償却資産であり、耐用年数省令別表第一の「器具及び備品」の「2 事務機器及び通信機器」の「電子計算機」に該当し、ソフト部分は無形固定資産に該当することになります。
しかしながら、購入時からアプリケーションソフトが組み込まれているようなパソコンに関しては、ハード部分とソフト部分が一体不可分のものとして販売されています。そのため、仮にそのパソコンに組み込まれているソフトと同様のものが単体で販売されており、その価額が明確であったとしても、パソコンの価額からソフト部分の価額を抜き出すことはできません。