SNSマーケティングを最大活用するために知っておくべきこと

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SNSマーケティングを理解する

目まぐるしく変化するビジネスの世界では、時代と共に有効となる戦略も変化していきます。そして、時代に合わせた戦略に必要となるのが、時代に合ったツールの存在。

では、現在注目されているツールは何でしょう?
その一つが「SNS」です。

今回は、時に営業ツールになり、時に宣伝ツールとなるSNSを最大活用するために知っておくべきことを紹介していきます。

SNSマーケティングとは?

SNSマーケティングという言葉を耳にしたことがある人も多いかもしれません。近年、SNSを運用し始めた企業が増え、その有効性は広く知られるようになってきました。しかし、まだまだ有効活用できていない企業が多いのも現実です。中にはSNSに対してあまり詳しくないという方もいらっしゃるかもしれません。そこで、まずはSNSについて簡単に説明していきます。

SNSを運用する目的は、企業によってさまざまですが、代表的な目的は以下のようになっています。
・会社の知名度向上
・売上の拡大
・ブランド力の構築
・自社サイトへの誘導

以上のような目的がSNSを運用する代表的なものです。これまでは、上記の目的を達成するために宣伝広告費をかけていました。しかしSNSの発達と普及により、宣伝広告費を支払わなくても、企業側から発信する環境が整ったのです。

企業は、この環境を活かし新たなビジネスの可能性を創造できるようになりました。これが、SNSマーケティングの基本的な考え方です。自社で情報発信を行い、売上増加や知名度の向上、ブランド力の構築を目指したいと思うのであれば、トライしてみる価値はあるはずです。

SNSマーケティングの手法

SNSと一言でいっても、その種類は複数存在します。中でも代表的なものがTwitter、Instagram、Facebookです。ここでは、それぞれのSNSの特徴を紹介していきます。

Twitter

最近、特に企業アカウントが増えているのがTwitterです。Twitterとは、140文字という限られた文字数で情報を発信するツールで140文字以内のつぶやきを投稿することで、交流を深めていきます。

Instagram

基本は画像の投稿で交流を深めていきます。

Facebook

実名での登録が基本で匿名性が低いという特徴があります。

どのSNSを利用するのかは状況に合わせて考える必要がありますが、可能性を広げていくためには最終的にすべてを利用していくのがいいでしょう。最初に取り組むものとしては、企業アカウントが増加傾向にある「Twitter」が分かりやすくなっています。

効果的なSNSマーケティングに必要な考え方

ここまで、簡単にSNSについて紹介してきました。
ここからは、実際にSNSを活用していく時に必要な考え方を紹介していきます。

目的を明確にする

SNS運用において最も大切なこと。それが、目的を明確にするというものです。SNSと聞くと「いいね」や「フォロワー数」にばかり意識が向くかもしれません。もちろん、いいねの数もフォロワー数も大切です。しかし、企業がSNSを運用する時に大切にすべきことは、何を目的とするのか?という点と、その目的をどのようにクリアしていくのか?という点にあります。

中には、運用しているうちに目的が見つかるという場合もあるでしょう。しかし、目まぐるしく変化するビジネスの世界において、それは非効率と言えます。個人アカウントと企業アカウントを同じに考えてはいけません。

企業アカウントである以上、明確な目的の設定が必要になります。また、何を目的にするのかによって、その後の運用方法も変わってくるので、運用開始前には、必ず目的を設定しなければいけません。

目的に合った運用を考える

目的設定を行った後に考えなければいけないのが、目的を達成するまでの道筋です。つまり、運用方法と投稿内容を考える必要があるということです。

例えば、売上増加を目的にした場合を考えてみましょう。売上を上げるためには、顧客数を増やす必要があります。その為、SNS運用の目的は新規顧客の獲得になるわけです。だからといって、闇雲にDMを送っても意味がありませんし、この方法ではSNSを運用する必要性もないでしょう。では、どうすればいいのでしょうか?

ここで、ポイントとなってくるのが投稿内容です。まずは、自社を知ってもらう必要があります。どこにある会社で、どのような商品やサービスを扱っているのか?また、どの程度の規模の会社で、どのような考え方を持っているのか?などです。

まずは、基本的な情報を発信していき、少しずつ自社を知ってもらい、交流を深めていく必要があります。情報を発信していくことで、SNS内での知名度が高まり、話を聞いてもらえる土壌を作ることができるのです。

中には、この部分を飛ばして大量のDMを送っている企業もあります。しかし、このような行為は逆に自社の名前に傷をつけるのと同じです。せっかく、正攻法で営業や宣伝を行える環境が整っているのに、それを無視した方法で結果を得られるはずはありません。

もちろん、投稿内容はしっかり考えていく必要があります。簡単なことではありませんが「自社を知ってもらうためのツール」。そう理解して試行錯誤を繰り返していきましょう。ポイントは固くなりすぎず、多くのアカウントと交流を深めていく過程を楽しむという点にあります。

成果を上げる戦略とは

SNSを最大限活用していくためには、戦略が大切になってきます。ここでは、成果をあげる戦略の考え方と、実践方法を紹介していきます。

顧客は誰かを意識する

SNSを使い、新規顧客の獲得を目指す。その時に、大切になってくるのが顧客は誰なのか?という点です。商品やサービスによって、顧客は変わってきます。顧客が個人の場合もありますし、企業の場合もあるでしょう。当然、個人と企業ではアプローチ方法も変わってきます。企業が顧客なのであれば、企業に向けて発信していく必要があります。当たり前だと感じる人も多いかもしれません。

しかし、投稿を繰り返しているうちに目的を見失うことは、実はよくあることなのです。投稿し続けていると、フォロワー数も増え、コメントやいいねの数も増えてきます。結果、運用することが目的となってしまうことも珍しくありません。つまり、目的と手段が入れ替わるということです。この状態を避けるためには、目的は何なのか?顧客は誰なのか?ということを常に意識しておく必要があるのです。

この点を理解していなければ、思うような結果を得ることは難しくなります。ただし、顧客が企業だからといって、個人を無視するのではありません。ビジネスの世界では可能性を広げることも必要です。大切なのはバランスです。より効果的な発信のために、何が必要なのかを考えるようにしましょう。

狙いを定めて効果的な発信を続ける

では、実際にどのように発信を続けて新規顧客の獲得を目指していくのかを紹介していきます。

例えば、システム構築を商品としている企業の場合。顧客は企業なので、まずは企業公式アカウントに自社を知ってもらう必要があります。その為、まずは積極的に企業公式アカウントをフォローしたり、コメントを通して関係性を深めていきましょう。
次に、商品を知ってもらう必要があります。この時に有効となるのが「キャンペーンの開催」。「フォロワー500達成記念キャンペーン」といったキャンペーンを開催して、抽選で自社商品の無料提供を行うのが一般的となっています。

無料で試してもらい、気に入ってもらえれば購入につながるというシステムです。また、キャンペーン当選の際には、両社の間でやり取りが発生するので、相手側が抱えている問題を探ることも可能です。つまり、“こちら側から提案できる環境”も手に入れることができるということです。SNS上でのやり取りを繰り返していれば、話を聞いてもらえる関係性を築くことは難しくありません。話を聞いてもらえる相手を探すことは、新規の営業先を見つけるのと同じです。

営業先が増えれば、それだけビジネスの可能性は広がります。効果的な発信を続けた先に、売上増加という目的があるのです。

まとめ

ビジネスの新たな武器、それがSNSです。SNSを駆使することで、手に入れられるものは少なくありません。しかし、結果を得るまでに、ある程度の時間が必要になるという問題もあります。ただ「育ったSNS」は本当に強い武器となります。

SNSを自社の宣伝媒体と考え、大切に育てていくのは決して非効率なものだとはいえないでしょう。少しでも可能性を広げたいのであれば、検討してみる価値はあるはずです。

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