技術者出身でない中小企業経営者が知っておくべきプログラミングの基礎知識

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プログラミングという言葉をご存じでしょうか?

言葉自体は聞いたことはあるけど、意外と意味が曖昧な方は多いと思います。本記事では、IT初心者の方でも、理解できるように分かりやすくプログラミングの基礎知識について解説していきます。また、記事の最後にプログラミングを経営に活かす方法についても解説しています。ぜひ最後までご覧ください。

プログラミングとは

プログラミングとは、簡単に説明すると機械(コンピューター)に行ってほしい作業内容を命令することです。似たような言葉で、プログラマーといった言葉がありますが、プログラマーとは機械に対して実際に命令を出す人のことを指します。さらに混乱しやすいのが、プログラマーとエンジニアの違いですが、エンジニアとプログラマーの大きな違いは、クライアントとシステムについて話し合うかどうかです。エンジニアはクライアントとシステムに関する話し合いを行い、プログラマーはシステム開発に専念するため、クライアントとは直接は関わりません。

「プログラミング」と「システム開発」の違いについても、混乱する人がいますが、プログラミングによってシステム開発を進める認識を持ちましょう。そのため、システム開発から見てプログラミングは、システム開発を行うための道具といった意味合いになります。

プログラミングで大切なこと

プログラミングで最も重要なことは論理的にシステムの流れを考えることです。プログラムとは、機械に実行してほしい操作の順序を覚えさせることであり、プログラムを組む際は、どの順番で処理を進めていくべきか論理的に処理の流れを考える必要があります。論理的にプログラミングすることで、バグといったシステムを使用する際に起こる不具合を少なくすることができ、質の良いシステム開発に繋がります。また、システム完成後に別の機能を追加することもあるため、システムが完成した後のことも考えながらプログラミングを行うことも必要です。

プログラミング言語

私たち人間が普段話している言語を機械は認識できません。反対に、機械が命令を実行する際に使用している「機械語」といった言語を私たち人間は理解することができません。そのため、人間が機械に対して、命令するときはプログラミング言語を使用します。プログラミング言語は人間と機械を繋ぐ通訳的な立ち位置を担っています。

具体的にどんなプログラミング言語があるのか紹介します。

C言語

C言語は、1972年に開発された歴史のある言語で、プログラミング言語の祖と言われており、様々なプログラミング言語に影響を与えてきました。C言語の特徴としては、処理のスピードが速く、様々なアプリ開発を行うことが可能です。

Java

Javaは、Webアプリケーションやアプリ開発、組み込み系のシステムなど、あらゆる分野で使用されています。オブジェクト指向といった初心者には習得難易度の高い言語です。しかし、世界中で幅広く使用されている言語のため、Javaを習得すると他の言語の理解にも役立ちます。

Python

Pythonは、近年人気を集めている言語であり、AIや機械学習を得意とする言語です。シンプルなコードで、初心者でも分かりやすいため、プログラミング初心者にもおすすめの言語となっています。

HTML/CSS

HTMLとCSSは「マークアップ言語」と言われており、正式にはプログラミング言語とは少し異なります。HTMLとCSSを使用することで、WEBページの基礎を作ることができます。また、JavaScriptなどの言語と組み合わせることにより、動きのあるWebページを作成することが可能です。

JavaScript

JavaScriptは、アプリケーション開発やWebサイト制作など様々なシステムで使用されます。

特に、動きのあるWebページを作成する際によく使用され、初心者でも取り組みやすい言語の一つです。WEB開発には、フロントエンド(お客様が実際に使う画面を制作する人)とバックエンド(お客様が実際に使うことはないサーバーやデータベース側を制作する人)といった区分けがあり、JavaScriptはフロントエンド開発に使用されます。

また、JavaScriptは名前にJavaと入っているため、Java言語と何か関係があるのでは?と思う方もいるかもしれませんが、JavaScriptとJavaは全く別物の言語となります。

PHP

PHPは、1994年に開発され、WEBアプリケーション開発に使用されます。

ブログやECサイト、企業サイトなど幅広く使用され、WordPressを構築する際にPHPは必要となります。初心者でも比較的簡単に習得できるため、将来Webアプリケーション開発を行いたいと考えている方にオススメの言語です。

プログラミング言語のトレンド

プログラミング言語には、トレンドといったものがあり、需要のある言語や技術は目まぐるしく変わっていきます。近年だとAIや機械学習などの分野が注目を集めているため、Pythonがトレンド言語の一つとして挙げられます。

トレンドは目まぐるしく変わりますが、自分が勉強していた言語がある日突然需要が全くなくなることは起きないため、初心者のうちはトレンドをあまり意識し過ぎずに、プログラミング言語の基礎を勉強していくことがおすすめです。

プログラミングを経営に活かす方法

プログラミングを経営に活かすには、プログラミングの考え方自体を経営に活かす方法が有効的です。プログラミングで大切なことでも触れましたが、プログラミングでは論理的思考がとても重要になります。論理的思考は、プログラミング以外にもあらゆるビジネスの場面で役に立ちます。

具体的にどのように論理的思考がビジネスの場面で役に立つのか具体例を3つご紹介します。

仕事の効率化に繋がる

論理的思考があると、目標までの道筋を順序立てて組み立てることができます。その結果、目標を達成するためにやらなくてもいい余計なタスクを省き、効率よく作業をこなせるようになります。

課題の解決に役立つ

論理的思考は、目的と手段に分けて分析します。つまり、問題が起きた際に、なぜ問題が起きたのか分析し、それを解決するには何が必要なのか、また、同じ問題を2度起こさないために何をすれば良いのかまで考えます。ただ闇雲に課題を解決するよりも、早く課題を解決することができます。

生産性の向上に繋がる

論理的思考があると、仕事を効率的に進められるため、自身のモチベーションが上がり、生産性が向上します。反対に、仕事を効率的に進められない場合、同じ作業を繰り返し、モチベーションが低下し、生産性も下がってしまいます。

社会人に必要なライティングスキルやコミュニケーション能力と合わせて論理的思考はポータブルスキルとして持っているとどの業界で働いていても役に立つスキルです。経営者こそ論理的思考を磨いていきましょう。

まとめ

本記事では、技術者出身でない中小企業経営者が知っておくべきプログラミングの基礎知識というテーマでプログラミングについて解説しました。小学校でもプログラミングが義務教育として組み込まれるほど、プログラマーの需要は上がっていきます。本記事を参考に、プログラミングしっかり理解していきましょう。

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