起業時のメールアドレスはフリーメール?独自ドメイン?設定手順も解説

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「起業したばかりでメールになんて費用をかけられない。」
「独自ドメインを取った方が良いとは聞くけど、そんなに効果があるのかな?」

このように感じていませんか?
独自ドメインは有償なことが多く手間もかかるため敬遠されがちです。

しかし、独自ドメインを取得することで得られるメリットは意外と多いのです。そこで、この記事では、独自ドメインの取得方法と設定手順を解説します。最後までご覧いただくことで、ドメインに対する適切な考え方が身につき、ビジネスを進めやすくなるでしょう。

フリーメールと独自ドメインそれぞれの特徴

まずは、フリーメールと独自ドメイン、それぞれのメリットとデメリットをみていきましょう。

フリーメールの特徴

フリーメールは無料で使えるメールサービスで、代表的なものはGmailやYahoo!メールです。フリーメールの特色は下記の通りです。

● 費用がかからない
● 複数端末で使える

フリーメールなので無料で使うことができ、Webメールであることから会社のパソコンだけではなく、出先でもメールを確認したり複数端末で使えることがメリットです。
しかし無料で使える分、以下のような制限もあります。

● セキュリティが高くない
● 信頼度が低い
● 容量制限がある

独自ドメインと比べるとフリーメールはセキュリティが弱いです。迷惑メールが届いたり、なりすましによる被害を受けることもあります。また、フリーメールは取引先から信頼性が低いです。
さらに、起業して人を雇うとそれぞれにメールアドレスを付与することもあるでしょう。そのような時にフリーメールを使用していると、容量制限に引っかかる場合もあります。そうなるとメールが使えなくなるので事業が止まってしまうことになりまねせん。

独自ドメインの特徴

次は独自ドメインにはどんな特徴があるか見ていきましょう。独自ドメインの良い点は下記の通りです。

● セキュリティ面でも安心
● アドレスは無制限に作れる

フリーメールと違ってセキュリティ面も安心です。独自ドメインはなりすましが難しいので安全に使えます。@以降の部分の書き換えが難しいので、不正がしにくくなります。

独自ドメインを取得すれば、メールアカウントを増やせます。さらに無制限に増やせるレンタルサーバーもあるのでスタッフ全員のアカウントも作成可能です。
このように独自ドメインはメリットが多いのですが費用がかかるのがデメリットといえます。独自ドメインは必要経費と考えて運用するのが良いかもしれません。

起業するなら独自ドメインがおすすめ

結論、起業するなら独自ドメインがおすすめです。なぜならフリーメールとは違って費用がかかる一方、メリットが大きいからです。独自ドメインがおすすめの理由は下記の通りです。

● 信頼性が高まる
● サービスの安全性

起業をしたばかりの頃は取引先からの信頼を獲得することは難しいですが、独自ドメインのメールアドレスだとメールアドレスに費用を払ってしっかり対応しようとする姿勢が見え信頼度が高まります。企業の多くが独自ドメインを取得していますし、会社の認知度を上げるのにも役立ちます。

独自ドメインはセキュリティ面でも安心です。フリーメールはパスワードが分かってしまうと簡単にアカウントに入られてしまいます。一方で独自ドメインは、2段階認証やIPアドレス制限など強固なセキュリティが築けます。大切なデータを守ってくれるので安心して事業に取り組めますね。

独自ドメインによるメールアドレス取得に必要な契約

起業をするなら独自ドメインでメールアドレスを作りましょう。必要な契約は下記の2つです。

● ドメインの契約
● レンタルサーバーの契約

ドメインの契約

独自ドメインの申し込みはドメインを扱っている企業に申し込みます。お名前.comやムームードメインなどが有名です。費用はドメイン名によって異なります。

このようなドメインはよくみかけるのではないでしょうか。フリーランスであれば.jpが信頼度が高いと言われます。費用もそれほど高くないので気に入ったドメインがあれば検討してみると良いでしょう。

レンタルサーバーの契約

ドメインが決まれば、レンタルサーバーを契約しましょう。レンタルサーバーを選ぶポイントは下記の通りです。

● 月額費用
● 利用容量
● 管理画面の使いやすさ

各社によって料金は異なるのですが月1,000円くらいです。容量は200GBや300GBが各社用意されていますが、50GBもあればホームページとメールだけなら問題ありません。

レンタルサーバーの管理画面は使いやすいものを選びましょう。慣れない設定などをするので、分かりやすい画面が良いでしょう。

おすすめの独自ドメインとレンタルサーバー

おすすめのドメイン

● .com
● .net
● .jp

.comは何でも使える汎用性の高いドメインです。
.netはネットサービス向けです。
.jpは日本に居住している方なら使えるものとなっています。会社を登記しているならco.jpが使えます。上場企業のほとんどがco.jpを使っています。信頼性の証です。

おすすめのレンタルサーバー


費用は安くはありませんが、おすすめはエックスサーバーです。落ちることがほとんどありませんし、多くの方が使っている人気のサーバーです。人気のサーバーなので困ったときは解説記事がたくさんあります。

ConohaWINGは処理速度がウリです。スピード重視の方はおすすめです。また管理画面が直感的なデザインとなっており初心者でも使いやすいです。

費用を少しでも抑えたい方はロリポップがおすすめです。しかしスピードにやや不安があります。大量のアクセスが集まることが予想されるなら他社を検討するもの良いかもしれません。

独自ドメインによるメールアドレス開設手順

独自ドメインとレンタルサーバーは決まりましたね。それではメールアドレスが使えるまでの手順を解説します。

1. 独自ドメインの契約
2. レンタルサーバーの契約
3. ドメインの設定
4. ネームサーバーの設定
5. メールアドレスの設定

独自ドメインの契約

お名前.comやムームードメインなどでドメインの契約をしましょう。おすすめのドメインは.com/.net/.jpですね。

レンタルサーバーの契約

先ほど上げたおすすめのレンタルサーバーを参考にサーバーを選び契約しましょう。サーバーを契約すると設定に必要な情報がメールに送られてきますので確認してください。

ドメインの設定

契約したサーバーの管理画面からドメインを設定しましょう。詳しくは契約したサーバーの管理画面を確認してください。

ネームサーバーの設定

ドメインが設定できたら、ネームサーバーの設定を忘れず行いましょう。ネームサーバーを設定しないとメールアドレスは利用できません。ネームサーバーは設定してから反映するまで時間がかかります。気長に待ちましょう。

メールアドレスの設定

レンタルサーバーの管理画面から@以前の部分の登録をしましょう。登録できれば、メールの送受信のサーバーの設定を行ってください。作ったメールアドレスは今使っているGmailやOutlookに設定すれば、メールが使えるようになります。

まとめ

今回は起業時のメールアドレスについて解説しました。

起業するなら独自ドメインでメールアドレスを作成しましょう。費用はかかりますが、それ以上のメリットはあります。アカウントを乗っ取られて取引先の情報が漏れるような心配をしなくて済むので安心して仕事に取り組めます。ビジネスは信頼が大切ですので取引先の視点に立った対応が望ましいでしょう。

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