導入事例

Cashmoの各種サービスのご利用により、
さまざまな課題解決を実現した事例をご紹介いたします。

アップシードビーンズ株式会社

業  種:復学・進学の総合学習指導
従業員数:10名

現場の切実なニーズから生まれたCashmoとの出会いときずな

不登校や勉強嫌いな生徒のための「学習支援塾ビーンズ」を運営するアップシードビーンズ株式会社。生徒の心のケアから、”居場所”づくり、進路指導、受験対策から就活支援まで一貫しておこなう『学び治しの授業』を提供している。
「世界的に見ても、日本は突出して自信とやりたいことがない子どもが非常に多い。そういう子どもたちの居場所を作るのが私の使命」と語るのは、同社の代表を務める塚﨑康弘氏だ。塚﨑康弘氏に、Cashmoとの出会いやサービスを利用しての感想、将来の展望について伺った。

アップシードビーンズ社が運営する学習支援塾ビーンズ。

「学習支援塾ビーンズ」の特徴と創業のきっかけ

御社の事業について教えてください。

学習支援塾ビーンズでは、不登校や勉強嫌いなどの悩みを抱える主に中学生・高校生の生徒に対し、さまざまな授業コンテンツを提供しています。小学校までは放課後等デイサービスや質の高い学童など、子どもたちがケアされる居場所があるのですが、中学校以降になると、そういう場所はなかなかありません。思春期の子どもたちが自分の課題に一人で向き合うことは、誰にとっても難しいです。彼らが安心できる居場所を作り、将来を考える時間と挑戦する機会を提供するのが私たちの仕事です。

創業のきっかけはどんなことだったのですか?

きっかけは、19歳で自分自身が不登校になったことです。高校はなんとかがんばって卒業できたものの、大学1年生で不登校になりました。今、思えば珍しい話でもないのですが、当時の自分は「まさか!」と自分に驚いていました。その後、元気になって大学は卒業はしましたが、今度は25歳でニートに。とはいえ、この時にはストレスにも強くなっていましたので(親に迷惑はかけましたが)じっくり将来のことを考えることができ、29歳で起業しました。

いまの子どもたちはどんな子が多いのでしょうか?

「令和なのに昭和的」な子どもが多いですね。現代を生きているのに、古いキャリア観・価値観に縛られて苦しい思いをしている子どもがとても多いです。良い大学に行って大企業に勤めるか公務員になることのみがベストであるという考えを持ち、そこへネットを通じて社会や仕事に関するネガティブな情報に日々接しているため、「恐怖と不安」ベースで自分の将来を想像しています。

学習支援塾ビーンズは、そんな子どもたちの受け皿になっているのですね。

はい。学習支援塾ビーンズの基本は個別指導なのですが、折を見て先輩や同級生たちと一緒に、仲間同士の将来を考えるグループ授業を行っています。そこから広がって、いまでは面接・作文の指導から大学生や専門学校生の就職支援までやるようになりました。あと、ビーンズは生徒たちの"居場所"であるという側面も大切にしています。生徒たちが企画したイベントや部活動が毎週のようにあります。

学習支援塾ビーンズの一角

導入のきっかけは「経理マクロを作成していたパートナーの離脱」

これまで経理はどなたが担当していたのですか?

お金周りのことはすべて創業からのパートナーに外注としてお願いしてきました。少しずつ他のスタッフにも業務の棚卸しをしていったのですが、給与や請求等の計算はそのパートナーが一人でマクロを組んでいたので、肝心のマクロの操作方法は社内の誰もわからないという状態でした。2020年の暮れに、そのパートナーから2021年年末に業務を続けることが難しくなると事前に見通しを知らせてもらい、それをきっかけに、経理や労務の新体制を作ろうということになりました。

どんな体制を作ろうとしたのですか?

もともとMF(マネーフォワード)を使用していて使いやすかったので、まずMF会計を中心に据えることにしました。ただ、MF業務を私が自分でやるとなると、かかりっきりになってしまって本業の時間が捻出できなくなると予想し、最初から外注するつもりでした。

決め手は「レスポンスの早さとチャットの利用、自社と同じ雰囲気を感じたから」

そこからどうやってCashmoにたどり着いたのですか?

Cashmoを知ったのはネット検索です。「都内で、MFクラウドを使い、仕訳代行ができる」という検索でヒットしました。仕訳の他、労務や請求業務できる会社でサーチをかけて4社に候補を絞り、Web面談させていただいた上で、最終的にCashmoに決めました。

決め手はなんだったのでしょうか?

連絡の早さとチームで対応してくれているところです。めちゃくちゃ連絡が早かったのを覚えています。これなら新体制をスピード感をもって構築できると思いました。連絡手段がチャットだったのも大きかったですね。他社はほとんどメールでしたから。
それから……HPの雰囲気にも惹かれました。

HPですか?

はい。
CashmoのHPの雰囲気が当社にどことなく似ていたんです。色合いというか、内容のノリというのでしょうか。Webサイトのセンスってその会社のチームのセンスだと思うんですね。それがうちと似ていたので興味を覚えて、どんな人が働いているのか知りたくなり、Cashmoが採用媒体であるWantedlyに出されている記事も拝見しました。スポットではなく長いお付き合いを望んでいましたから、どんな人をどんな思いで採用しているのか知りたかったんです。記事を読んで、Cashmoさんなら、きっとうちと合うだろうなと直感しました。

Cashmoの社員の第一印象はいかがでしたか?

とてもよかったです。当時の第一印象はいまでもCashmoのイメージとしてそのまま残っています。「企業経営を取り巻くお悩みをワンストップで解決する経営プラットフォームとなり日本のGDPを増やす手伝いをする」というCashmoの理念にも共感しました。

御社に合うのはどのような会社や人だと思いますか?

当社が目指すのは「明るく楽しいソーシャルベンチャー」。これを達成するために当社が求めているのは「熱くて、やわらかい ひと。」です。テレずに他人と議論ができる・他人の視点を想像できる・変化を楽しめる・他人にも自分にも優しい…こういう人を私たちは大事にしており、お付き合いする会社や人もこうであってくれたらいいなと思っています。

学習支援塾ビーンズの授業の様子

Cashmoに経理・労務を任せ、本当にやるべきことをやる

導入の際に困ったことはありませんでしたか?

ありませんでした。なんでも包み隠さず話して相談し、納得がいくまできっちり議論させていただきましたから(笑)。私はとてもスムーズに導入できたと思っているのですが・・逆に、何か大変なことはありましたか?
キャシュモ:「マクロから脱却した請求書発行のやり方を確立したい」というご要望があり、そのやり方を検討するのは大変でした。

試算表に関しては以前は苦労されていたようでしたが、導入していかがですか?

試算表はもともと常勤のスタッフが作っていました。そのスタッフには経理以外にも労務や総務業務もお願いしていたので、どうしても仕訳が溜まってしまう構造になっていました。当社は7月決算なので、毎年7月〜9月は私も含めて仕訳にかかりきり。とくに2020年はコロナへの対応があり仕訳業務が進まず、さらに戦略的に大きな借入をしたので、例年にも増してしっかりした内容の試算表をスピーディーに作らなければならず、大きな負担になっていました。
それをCashmoに依頼したら、なんと6ヶ月分の仕訳をたった1週間で仕上げてくれたんです。「いままでの、あの地獄のような苦労はなんだったんだろう?」と拍子抜けしましたね。

もっと早くに利用していればよかったと思いましたか?

思いました。
代行サービスがあることは知っていましたが、あえて使っていませんでした。請求のマクロだけでなく、創業時のパートナーとスタッフが今まで積み上げてくれた仕訳・労務のルーチンがありましたので、それをMF中心とした仕訳・労務・請求に変えるとなると、今までのやり方を一気に変えなければなりませんでした。めんどくささ半分、また外注への対応・指示だしに時間を取られて本業に支障が出たらどうしよう……という不安が半分でした。あと「今までやってくれた人に悪いな」という気持ちもありましたね。そんなこんなで、なかなか踏み切れませんでした。でも、実際にやってみたら、通常業務と並行しながら2ヶ月で新しい業務ルーチンが完成。あっという間でしたね。

Cashmoの利用で業務はどれくらい楽になりましたか?

これまで仕訳に関しては1ヶ月間ずっとかかりきりということも、よくありました。それが、Cashmoさんへお任せしたことで月2時間くらいで済むようになりました。仕訳以外にも、請求業務や未収チェックもお願いできていますので、浮いた時間を今までの懸案事項に振り向けられるようになりました。一例が講師向けカリキュラムの再構築、ブラッシュアップです。スタッフの採用から育成研修まで見直し、これまでベテランスタッフしかできなかった生徒の授業を学生スタッフでも自信をもって担当できるようになりました。

セミナーで質問に答える塚﨑社長

Cashmoは仲間。何でも直球で話し合える自社の一員。

Cashmoは御社にとってどんな存在ですか?

Cashmoさんは仲間だと思っています。会社のお金周りというある意味一番知られたくない情報をすっかり共有してしまっていますから(笑)。外注できるものはしたほうがいいと言われますが、外注するには他人に任せることの不安を乗り越えなくてはなりません。でも、いったん乗り越えることができれば頼もしい仲間を増やすことができると思います。
ちょうど先日、起業家向けのセミナーで経理業務を外注するメリットについて話したばかりです。「自社で行っていた請求・給与・仕訳をクラウドサービスで外注することで経理・労務業務を洗練化できました」と。

周りの方の反応はいかがでしたか?

「外注に切り替えるのはどのタイミングで行えばいいですか?」という質問がありました。これに対しては「なるべく早く、初期段階がいいと思います」と答えました。ある程度売り上げが立った段階で外注に踏み切ったほうがいいと思います。

それはどうしてですか?

チームの成長スピードを高めることができるからです。私がいくら経理・労務業務をやっても、本業の業務改善やサービの生徒対応の質の向上には貢献しません。会社の成長スピードを高めるには、外注できることは積極的に外注するのが得策だと思います。当社も、もっと早くにお任せすればよかった。3期くらい前に導入すればよかったなと思います(笑)。

いま不安に思うことはありますか?

特にはありません。かなり急ピッチで業務ルーチンの立ち上げをCashmoさんへお願いしたので、今後一緒にさらなる業務ルーチンの洗練化をさせていきたいです。

Cashmoや社員に対してご要望はありますか?

ないです。いつもとても気持ちのよい対応をしていただけています。私はストレートになんでも相談させてもらっていますが、いつも丁寧に対応していただけるので、信頼してお任せしています。お互いに照れがない、良い関係が築けていると思っています。

今後のビジョンを教えてください。

将来的には行政の仕事も受けられるよう、NPO法人や社団法人を立ち上げることを計画中です。「ビーンズしかない」と言ってくださる保護者様や生徒たちのために、ビーンズをよりよい場所、より面白い塾に成長させていきたいと考えています。成長に伴い、経理・労務業務も増えていくと思いますが、今後もCashmoさんに伴走していただきたいと思っています。

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