経理にもコンサルにも対応できるCashmoは経営者の強い味方
東京都八王子市に本社を置く株式会社立花工業。2005年1月に個人事業主として開業、2007年10月には法人化し、以降社員を増やしながら成長を遂げている会社だ。同社の代表取締役である立花晋也氏。立花氏に、Cashmoとの出会いやサービスを利用しての感想、将来の展望について伺った。
「いますぐマネーフォワードを使えるようにしたい」がCashmoとの出会い
御社の事業について教えてください。
関東一円にて、クサビ式足場・枠組足場・次世代足場など、さまざまな足場の架設工事を主事業としている会社です。主な顧客は大規模マンション事業者やハウスメーカーなど。他に不動産売買事業も手掛け、今後はソフトウェアの開発・販売事業やアウトドア事業にも進出する予定です。
ソフトウェアは、いまから2年ほど前、DXが流行り始めた頃に業界に先駆けて構築しました。建設業を対象とした経営管理システムです。このシステムを使うと、バラバラに管理していることが多い見積書、請求書、注文書、契約書などの書類、取引先や従業員情報、車両管理情報、現場情報、工程表、売掛/買掛表を一括してクラウド上で管理でき、資金繰りの管理までできます。
次々と新規事業を起こされていますが、その原動力は?
いつも人との出会いの中から新規事業のアイデアが生まれます。基本的に誰かと一緒に何かをやることはしません。共同経営なんて、うまくいったケースをみたことがないですし。新しいことをやってやろうと狙っているわけでもありません。いま40歳で、50歳までは働こうと思っているので、50歳のときに会社の成長がピークを迎えられるよう、いろいろな事業にチャレンジしています。
Cashmoとの出会いは?
IT導入補助金を利用してマネーフォワード(MF)を導入したのですが、担当したIT会社が、システムを入れたきり連絡がつかない状況になってしまいまして。使い方を教えてくれる会社を急きょ探していたところ、Cashmoにたどり着きました。
導入に際して不安はありませんでしたか?
いや、とにかくMFを何とかしなければならなかったので。不安というよりも何とかしてください!という気持ちが先でした(笑)。通常は2ヶ月かかると聞いていたのですが、導入は非常にスムーズで1ヶ月もかかりませんでした。
社長はアクセル係、Cashmoはブレーキ係の心地よい関係
ほかの会社と比較してCashmoを選んでくださったのはどうしてですか?
検索上位に広告が出ていたので、ある程度の資金力があるしっかりした会社なんだろうと思いました。MFを使える税理士事務所はほかにもあったのですが、使い方だけでなく、財務コンサルまでやっていただける点にも大きな魅力を感じましたね。
売上や利益率は自分でもちろん把握していますが、事業の柱が増えると、自分一人ですべての数字に目を光らせるのは困難です。社員にも相談できないし、「誰か良い相談相手になってくれないかな」と思っていました。
毎月2時間の月次面談は負担ではありませんか?
全然負担じゃないですよ。毎回真剣に経営について考える良い機会になっています。こういうことでもないと考える時間が作れませんから、むしろありがたいですね。Cashmo本社まで出向いて受けるのも、また気分が変わって新鮮です。経営者仲間とはまた違った観点からアドバイスをもらえますし、とても有意義な時間になっています。
実際に、Cashmoの財務コンサルを受けてみていかがでしたか?
想像以上に良かったですね。「自己資本比率はここを目指しましょう」というようなアドバイスは以前の税理士さんはしてくれませんでしたから。はじめて財務コンサルを経験して、当初はもっとラフなアドバイスを想像していたのですが、しっかり数値目標を出してくれたり、毎月面談の時間を設けていただいたり、思っていた以上に良かったです。
年間の資金調達計画が立てられるのも大きいですね。キャッシュフローは私も把握していますが、着地点をどこに置くかまでは自分では計算できません。税理士でもそこまでやってくれる人はなかなかいなくて。
そこは誤解が多いポイントですね。税理士は経営数値の専門家ですが、実はその中にも複数の領域があります。財務コンサルは未来の経営数値に特化した専門家で、得意領域が税理士と異なります。中小企業経営者の経営ビジョンを経営計画に落とし込み、実現を支援できる人材はとても少ないのが現状です。
大雑把な計算はできるのでしょうが、Cashmoのような細かな指摘はしてもらえないと思います。Cashmoの財務コンサルでは、1つひとつの経費を細かく出していくので、より精緻な未来を思い描くことができます。
どの経営者も売上は把握していると思います。でも、利益を把握している経営者がどれだけいるか。利益が出せないと着地点が明確になりません。会社価値たる自己資本比率を高めるには利益を上げることが重要ですが、計算式がわからなければ利益をはじき出すことができません。これは経験豊富な専門家に任せるのが一番です。
Cashmoの財務コンサルタントは経理だけでなくメーカーや金融機関での実績も豊富。M&A業務の経験もあります。未来の数字を見る経験をたくさんしてきているので、安心してお任せください。
自分に欠けている部分を補ってもらっています。僕はマイナスなことは考えないでどんどんアクセルを踏んでしまう人間なので、慎重に判断して「社長、ちょっと待って!」とブレーキをかけてくれるコンサルタントはとてもありがたいです。
アクセルとブレーキのバランスが大事ですよね。Cashmoに何か足りないところはありませんか?
特にないですね。一点だけ、日繰り表の数字が会社出す数字とCashmoが出す数字に少しズレがあるので、そこはすり合わせできるといいなとは思います。
弊社では毎月、財務コンサルのお客様に、3カ月分先までの資金繰り見通しを日次ベースで予測した、日繰り表をご提供しています。立花工業様のように自社システムで精緻な資金繰り予測を作成していらっしゃる場合には、その内容を専門家の視点からチェックする方がお役に立てるかもしれませんね。
財務コンサルから経理代行までまるっと任せられるのが良い
何かご不満はありますか?
ないですね。安心していますよ。「これで経理がいつ辞めても大丈夫だな」と。実は、会社移転のタイミングで10年来勤めてくれていた経理スタッフが辞めてしまったんです。そういうことが今後また起こったとしてもCashmoは経理代行までやってくれるので慌てずに済みます。
経理スタッフの負担もだいぶ減りました。振り込みや請求書対応、データ入力など基本的な業務だけ担当すればよい体制になっています。「経理は会社にいらない」というのは本当ですね。社長が細かな経理までやっていたら経営ができませんから、とても助かっています。
新規事業の展開はしやすくなったと思いますか?
しやすくなったと思います。事業計画の策定から見ていただき、売上の立て方、発生する経費などを一緒に追ってもらっています。知り合いの経営者にもCashmoはいいよと勧めています。月額料金も私は高いとは思いません。税理士・社労士を一緒に雇えて、経理も置かなくて済むわけですから。経理を一から育てるにはコストもかかりますしね。
税理士・社労士を一本化できるのは良いですか?
労務と経理はつながっているので、1つの会社に相談できるのは便利です。何か相談したいときに、「これは税理士のほうがいいんだろうか、社労士のほうがいいんだろうか」と悩まずに済みます。
ゴールまで最短ルートで導いてくれるナビの役割を期待したい
今後のビジョンを教えてください。
まず、主事業である足場工事に関しては年間20億円が目標です。いま15期目なので、10年以内には達成したい。SDGsにも積極的に取り組み、社会に貢献できる会社を目指していきたいと考えています。たとえば、足場を組むときに使う飛散防止のメッシュシートは何回か使ったら廃棄というのが一般的で、リサイクルして使えるシートはまだ開発されていません。ここにもビジネスチャンスがあると思っています。
Cashmoのようなサービスを利用することに迷いがある経営者もいるかもしれませんが、費用をかけてもCashmoに任せられることは任せたほうが良い。社長はほかにやるべきことがたくさんあるのですから。私はCashmoにかける費用は、コストではなく、会社を成長させるための投資だと考えています。今後10年、私は突き進んでいく予定なので(笑)、Cashmoさんは陰でしっかり支えてほしいですね。
わかりました。経営は自動車の運転のようなもの。私たちは、燃料計を見ながらアクセルとブレーキを踏み、最短距離で燃費良く目的地に導くナビの役目を果たしていきます!
目的地まで給油している時間はないので、私は止まらず走り続けます。だから、併走して脇からガソリンを入れてくださいね(笑)。