タベレル株式会社
社内ベンチャー立ち上げ期から経理を完全アウトソーシング
「オフィスの食事をもっと豊かに、もっとハッピーに」をコンセプトに、定額フローズンフード配送サービスの企画、運営事業を営んでいるタベレル株式会社。同社の代表取締役社長である奥田氏に、キャシュモとの出会いやサービスを利用しての感想、将来の展望について伺った。
ベンチャーの経理は最初からアウトソーシングがおすすめ
御社の事業についてご紹介ください。
最新の冷凍技術や配送サービスを駆使し、「タベレル」というオフィス向けの食の福利厚生サービスを事業としています。親会社はプラス株式会社で、同社の未来戦略プロジェクトである「みんなのDXプロジェクト」の「次世代コアビジネス創造プログラム」から生まれた社内ベンチャー企業です。
提供するメニューはいずれも、スタッフが全国からこだわりの食品やご当地名産フードをリサーチし、実際に試食して厳選した本当に美味しいものばかりです。食の福利厚生サービスとしては後発ですが、タベレルは、従業員のみなさまのニーズをくみ取り、全国の美味しいフードをお届けできることが強みです。
キャシュモにご依頼いただくようになったきっかけは?
社内ベンチャーですが、別事業会社のため経理は自分たちでやらなくてはなりませんでした。立ち上げ当初のチームメンバーは私を入れて6名しかおらず、経理に1人を割く規模ではないので、最初からアウトソーシングを考えていました。そこで、「経理 アウトソーシング」で検索したところキャシュモがヒットしたので問い合わせをしました。
どのような点がポイントになりましたか?
スモールスタートの新規事業ですから、現実的な費用感でやれるかどうかが重要でした。この点、キャシュモは中小企業にフォーカスしていて、新設法人にも対応できるとウェブサイトに記載されており、金額もリーズナブルなので良いと思いました。
導入にあたって、不安に思っていたことはありましたか?
特になかったです。経理のアウトソーシングはすでに一般的になっている印象でしたし、不安はキャシュモさんに対してというより、自分たちに対して抱いていました。メンバーに経理畑の者が誰もいないので、大きいミスをしてしまわないか、処理はこれで本当に合っているのかといった不安です。
そんな中、導入コンサルタントの畑山さんがとても親身に対応してくださり、限られた時間で創業時ならではの疑問点がたくさんあったのですが、こちらからの質問に「これで大丈夫です」「こうすれば良いです」と明確な回答してくださったので安心してお任せできると思いました。
税務上の問題点もキャシュモがプロの知見で解決してくれた
導入して半年になりますが、率直なご感想をお聞かせください。
とても安心してお任せできています。私たちのようなスタートアップで経理専任者を置くにはまだ早いくらいの会社には、ちょうど良い形でサービス提供していただいていているなと感じます。
マネーフォワードもとても便利ですね。最初からマネーフォワードありきで考えていたわけではありませんが、DXプロジェクトから生まれた会社なので経理にクラウドを使うのは当然の流れでもありました。試算表の作成もスピーディに対応していただいています。親会社への報告に試算表が必要なのですが、問題なく作成していただきありがたく思っています。
導入時に大変だったことはありましたか?
私たちは大変ではありませんでした。お恥ずかしい話ですが、本当に経理に関しては何も知らず、ほぼ丸投げでしたから。
キャシュモさんは大変だったんじゃないでしょうか。親会社の会計システムとの調整も必要でしたし、加えて当社のサービスについて、税務的な観点でどのような扱いとなるか明確化しておく課題もありました。我々が提供するサービスが企業の福利厚生費として税務上どこまで認められるかということを事前に明確化する必要がありましたが、キャシュモが税務署とやりとりをして解決してくれて非常に頼もしかったです。「そこまでやってくれるのか!」という驚きの声まで上がりました。
あえて点数をつけるとしたら、100点満点で何点いただけますか?
98点です。
残る2点は?
もっと突っ込んだ提案をいただいても良いかなと思う点でしょうか。すごく寄り添って対応していただけているのですが、もっと「こういう場合はこうした方がいいですよ」というアドバイスをズバズバいただけたら嬉しいなと。我々がわかっていなさすぎるところもあるのですが、プロの目線で「本当はこうした方がいい」「このタイミングでやったほうがいい」ということもあると思うんですね。スタートアップで聞かなければわからないことがたくさんありますから、いろいろな企業を担当している知見を生かしてより積極的なアドバイスをしていただけると嬉しく思います。
成長フェーズに合わせて頼れるエキスパートでいて欲しい
5年後のタベレル株式会社はどのような会社を目指していますか?
プラスは、1948年に事務用品の卸売として創業し、その後、文具やオフィス家具のメーカーとして事業を拡大する一方、アスクルを30年前に創り、その後もBtoB領域で新たな仕組みの流通サービスを創り出してきました。常にユニークネスを追求してきたプラスのDNAにDXという観点を加えた新規事業で、タベレルはBtoBでありながらBtoCの要素も強く持っています。ですから、お客様一人一人を見つめた「個客」起点を忘れず、働く人が本当に食べたいものを食べられる“食の満足度"を高めるようなサービスを探求し続けたいと考えています。
今後キャシュモにどのようなサポートを期待していますか?
現在は税務顧問、振込代行、納税関係をお任せしていますが、会社の成長に合わせた相談を随時させていただきたいと思っています。数年以内に別のサービス展開も考えていますし、事業が順調に成長していけば、財務やキャッシュフロー面での相談も出てくるでしょう。スタッフも現在は出向ですが、直接雇用が生じれば人事労務管理の業務も必要になります。
それから、細かな要望にはなりますが、請求書のチェックもお願いできると助かります。今は仕入れ担当が取りまとめをしているのですが、兼務のため業務負荷が集中しがちとなり、改善していきたいポイントです。
どんな会社にキャシュモをおすすめしますか?
事業規模がまだ小さくて、人手が足りていない会社にすすめたいですね。経理・税務の専任者を置く必要はない段階だとしても、何かトラブルがあれば事業に集中できなくなってしまいます。まるっとお任せすることで、人材や業務のマネジメントなどに集中できますから、困る前にアウトソースしてしまうのが良いと思います。
キャシュモはひとことで言うとどんな存在ですか?
我が社の経理担当としてなくてはならない存在、困ったときに頼れるエキスパートです。
