導入事例

Cashmoの各種サービスのご利用により、
さまざまな課題解決を実現した事例をご紹介いたします。

オリエンタルグループ

業  種:飲食店運営
従業員数:350名

まるっと何でも任せられるCashmoは大事な経営パートナー

横浜、関内、蒲田、渋谷等を中心に「江戸前みなと寿司」など、居酒屋やラーメン屋などの飲食店を33店舗運営するなど、多角的なオリエンタルグループ。同社の副社長である林氏に、Cashmoとの出会いやサービスを利用しての感想、将来の展望について伺った。

横浜駅徒歩1分の「江戸前 みなと寿司 本店」

社長交代とコロナ禍のタイミングで会社のデジタル化をCashmoに一任

Cashmoにご依頼いただくようになったきっかけは?

林:親族の会社がお世話になっていて、その流れで紹介してもらいました。税理士さんを変えたいと思っていたタイミングだったので、まずは税務顧問からお願いしました。

なぜ、税理士を変えたいと思っていたのですか?

林:もっと提案力が欲しいと思っていました。畑山さんは「こういうのはどうですか?」と積極的にアドバイスをしてくれる人で、それを父が見ていて新鮮に感じたようです。Cashmoにお願いしたのは、畑山さんだったからかも?うちの父は経営者として、とても人を見る目がある人ですから。畑山さんは、飲食店をやっても仕事ができる人だと思いますよ(笑)。

ありがとうございます。

林:畑山さんは相談もしやすいですよね。それまでは、相談するのに気後れすることも度々ありましたが、今は言いづらいことでも、一緒に飲みにいくので、お酒の席でさらっと言えてしまいます(笑)。

嬉しいです。お付き合いの中で、印象に残っていることはありますか?

林:税務調査はグループ全体で1年以上かかりましたね。会社が大きいので書類の数も非常に多いですし、社長が代替わりしたタイミングで、わからないことも多かったですから。あの規模の税務調査はなかなかない経験だったと思います。

税務顧問から、次にデジタル化に着手されました。前社長の時代は"支払いは現金、家族で手作業"だったそうですね。

林:はい。父はアナログで、デジタルを好まない人でした。お金が必要なときは必ず自分で銀行に行って下ろしていました。現金が必要になるのは3パターンあり、1つは市場の仕入れ先への支払、2つは月末の家賃振り込み、3つは給料の支払い。特に給料は現金払いの為、10円単位まで手で袋入れするんです。こんな金額を毎月手で触っているんですから、もう危なくて仕方ないですよね。月末に帳簿の帳尻が合わないこともしばしばありました。とはいえ、長年そうやってきてしまっていたので、変えるタイミングがありませんでした。

変えることに対して不安はありませんでしたか?

林:畑山さんから「試算表作成も給与計算も月末の支払いも、店舗の小口もすべて変えましょう。できますよ」と言われて具体的な提案をしてもらったので、やってみようと思いました。変えられるなら変えたいとずっと思っていましたから。
コロナ禍も重い腰を上げるきっかけになりましたね。営業しながらデジタル化するのはなかなか難しかったので、休業店舗が多くなったときがチャンスになりました。コロナのときは融資面でも助けていただきました。それまで無借金経営をしていたので、銀行からの借り入れが難しかったんです。畑山さんが動いてくださって無事に借り入れができました。

コロナによる休業が改革のチャンスになった

経理1人分のコストで長年の不安や煩わしさから解放された

現場の反応はいかがでしたか?

林:私としては、銀行印から電子認証になると情報が盗まれないかという怖さは少しありました。いまの技術なので心配はないとは思いましたが。店舗は慣れるまでは大変そうという声もありましたが、慣れてしまった今では「やってよかった。月に何度も領収書とおつりを持って事務所に行かなくても済む」と言っていますね。お金の流れがクリーンになって、何かあっても追跡できるようになったのは大きいです。

導入の際のサポートは十分だったでしょうか?

林:はい、とても助かりました。ネットバンキングも申し込みからすべてやってもらいましたし、本当に丸投げでしたね。面倒な手続きは一切お任せしました。

いま何かご不満点はありますか?

林:いえ、ないです。すべてお任せして、うまく回っていると思います。もう銀行にも行かなくてよくなりましたし、お金を手で触ることがなくなりました。驚くほど簡単にシステム構築できて、「こんなにスムーズにいくものなんだな」と思いますね。

ありがとうございます。現場の方ともご相談しながら進めることができたのでスムーズだったと思います。

林:私よりも店舗スタッフと親しいですよね(笑)。

いまどのくらい仕事が楽になった実感がありますか?

林:月に1回、給与の作業に4人で半日〜まる1日かかっていました。幹部が作業していたのでコストも相当なもの。これがなくなっただけでも本当に気が楽になりましたね。ドキドキしながら現金を運ぶことがなくなり、銀行の窓口で振込表を100枚、200枚手書きしていたのがなくなり、給与の袋詰め作業がなくなり…いまはすべてパソコンの画面だけで完結できるので、自分の仕事の6〜7割がなくなった!という感覚。これが経理1人分のコストでできるのなら、どうしていままでやらなかったんだろう?と思いますね。
時間に余裕ができたので、「本業をもっとがんばらなくては」というプレッシャーすら感じるようになりました。これまでなかなかできなかった細かい店舗周りのことや事業計画の策定など、経営にじっくり取り組めるようになりました。

ペーパーレスもかなり進みましたね。

林:そうですね。これまでは書類のためにマンションの1室を借りたり、自社ビルの1フロアを倉庫にしたりしていました。横浜駅徒歩30秒の場所に資料置き場を置くなんて、もったいない使い方をしていたなと思います。10年間の保管義務があるのですぐに書類がなくなるわけではありませんが、ペーパーレスは今後どんどん実感できると思います。

ペーパーレス化により、膨大な紙の保管にかかっていたコストも不要になる

まるっと業務を丸投げできるCashmoは事業拡大の頼もしい経営パートナー

これから体制を変えたいと思っている会社に向けてアドバイスをお願いします。

林:自分たちで何かしようとするよりは、すべてCashmoにお任せしてしまうのがよいと思います。自分たちの負担は費用だけで、費用対効果は抜群にあります。Cashmoは金額も内容もシンプルで分かりやすいし、プロに安心して任せればよいと思います。
Cashmoのようなサービスを利用することで手に入るものは2つあると思います。1つは仕事が楽になること。もう1つはリスクがなくなること。作業ミスがなくなり、万が一経理スタッフが辞めてしまったときでも業務が滞らないので安心です。
長年のやり方を続けている大きな会社で体制を変える決断がなかなかできないなら、まずは1事業部からテスト的に試してみてはいかがでしょうか?うちもまず1法人、数店舗からやってみて、うまくいったら他の法人にも展開していきました。最初から一気に変えようとすると大変なので、小さなところから徐々に進めていけばよいと思います。

今後のビジョンを教えてください。

林:いま33店舗ですが、もとは150店舗ほど経営していたので、今後は積極的に店舗展開してきたいですね。大規模店舗だけでなく数坪の立ち飲み店をオープンさせるなど、時代に柔軟に対応しながら幅広い展開をしています。事業拡張にはさまざまな手法がありますし資金繰りも重要になりますから、Cashmoさんには今後もサポートいただきたいと思います。

本部社長室 総務担当の五島氏(左)、寿司事業部 総務部長の小野氏(右)

経理も現場も業者も楽になった三方よしのクラウド化

MFクラウド導入を現場でリードいただいた、本部社長室 総務担当の五島氏、寿司事業部 総務部長の小野氏にも、導入のエピソードや前後の変化についてお話を伺った。

MFクラウド経費を使うようになったきっかけは?

小野: 給与振込や会議資料の簡素化を図りたいと会社から相談されたのがきっかけです。それまでは二度手間、三度手間なことがたくさんありました。古いやり方がすべて悪いわけではなく、たとえば、請求書や給与の手渡しは大事なコミュニケーションだったわけで古き良き商慣習でもある。でも、効率は良くないですし、紛失などのリスクもあります。MFを導入してからは、取引業者さんも楽、経理も楽、現場も楽になりました。
ずっと現金取引だった市場でも導入はスムーズでしたね。朝に市場に行って、担当者の顔を見て現金を手渡すというのが長年の慣習でした。リアルなコミュニケーションを大切にすることで、少し値引きしてもらえることもあったんです。振り込みにしたら、そういうことはなくなってしまうのかなと思っていましたが、そんなことはありませんでした。振り込みでも支払いスパンがものすごく長くなるわけではありませんし、あまり不安もなく受け入れてもらえたように思います。
私としても、週に2回、2時間近くかけて市場に行き来する時間は店舗の仕事に割けるようになり、ありがたいです。経費削減にもつながっているのではないでしょうか。現金を持ち歩いていた時代は、現金が手元にあるので財布の紐が緩みやすく、つい余計なものを購入してしまう傾向がありました。

導入に際して困ったことはありませんでしたか?

小野: 現場には年配者もいますがスムーズに導入できたと思います。操作そのものはさほど難しくないので、新しいものを導入することへの心理的な抵抗さえクリアすれば慣れるのは早かったのでは?店舗の店長に使い方を説明して回りました。
五島:年齢が高い方はそもそもデジタル的なものに弱いので、教えるのはなかなか大変でしたよ。私の仕事はそもそも総務で経理ではないですしね(笑)。
小野:いままでは小口に関しては店舗のスタッフが一人、ほぼ毎日事務所に行って領収書を出してくるというワークフローでしたが、MF導入で月2回くらい事務所に行けば済むようになりました。事務所まで遠い飛び地の店舗などは、領収書を郵送にして、もうまったく事務所に来なくなりましたね。給与支払いも担当者が全店舗へまとめて配るので、まる1日かかっていましたが、いまはかなり効率化できています。
五島:今まで60年続いてきたやり方をガラッと変えるわけで、これはもう慣れるしかないですね。まだ導入して間がないので、入力ミスなどは正直あります。

給与明細の印刷機もお役御免に

給与袋の印刷も給与を数えて袋入れするのも全て手作業だった!

月例会議に試算表がいつも間に合わなくて、これまではご自身でエクセルを作成して対応していたそうですね。

小野:現金支払い時代は15日が請求書の締めで10日支払いだったので、どうしても月末にならないと試算表を作るための資料が集まらなかったんです。小口もおりてきますし、月末に間に合わないことも多々ありました。
五島:間に合わないので月例は概算でとりあえずしのいで、あとで資料が集まってから正しい数字で作り直すという二度手間作業が毎月でしたよね。
小野:それも、月例まで2日しかないということもしばしば。毎月、月例前2日間は試算表作成にかかりきりで、ほかの仕事が手に付かないようなことがよくありました。
五島:そばで見ていて大変そうだなとは思っていました。そうそう、この間、印刷機をようやくどかしましたよ。

何の印刷機ですか?

五島:給与手渡し時代は、給与袋を印刷機にかける作業が毎月あったのですが、その作業がもうなくなったので、機械を片付けることができたんです。給与袋にお金を入れるのも、幹部が時期になると事業部に集まって、1つひとつ手で入れていました。いま思うとすごい光景でしたね。100円玉をこんなに積み上げて・・・
小野:金額の入れ間違いもありましたよね。10円合わない、100円合わないという。
五島:スタッフ数が多かったので、間違いが多かった。当時はそれが当たり前だと思っていましたが、もう昭和の時代の話です。

振り込みにしてほしいという要望は前からあったのですか?

小野:職人が多いので、振り込みだと銀行に引き出しに行くのが面倒、現金手渡しが良いとい人も少なからずいました。以前は、辞めると給与を取りに行きにくくてもらい損なう人もいましたが、いまは仕事を辞めても確実に振り込まれるので健全といえるかもしれません。
五島:一人ひとりのタイムカードの集計や記入も、ついこの間まで人力でやってました。勘定奉行が入ったのも数年前ですし。
小野:こんなアナログな会社はうちだけかもしれない(笑)。若いアルバイトスタッフには、手渡しと言うとすごく驚かれます。いまの時代かえって新鮮なのか、喜ぶ人もいますよ(笑)。
五島:いまは社員ごとのデータがパソコンに入っているので、源泉徴収票もすぐに出せて便利です。いま経理スタッフのメイン業務は給与計算、振り込み、売り上げや請求書のチェックなど。パソコン作業に慣れさえすれば、業務としてはかなり楽になるでしょう。
小野:1店舗あたり20〜30時間くらいは削減できると思いますね。ただ、取引業者が100社以上ありますし、いまだに事務所に持参する習慣から抜けられない会社もあるので、慣れるまで少し時間がかかりそうなので、Cashmoさんにはお力添えいただけたらと思っています。

バルをそのまま立ち飲み屋に転換したあたらしい店舗

時代の流れに逆らわず新しいものを取り入れてしなやかに変化していきたい

Cashmoはどんな存在ですか?

五島: 頼りになる存在ですよ。担当の方はとてもざっくばらんで、一緒に飲みに行くことも多いです。そういう方だからこそ、うちのような職人気質の古い会社ともうまくお付き合いしてもらえているんだと思います。

これから導入を検討している会社にアドバイスをいただけますか?

小野:新しいものを導入するときはどうしても負担が重くなるので、現状を変えることに尻込みしてしまうかもしれません。それでも未来のことを考えれば、事務作業を効率化したほうが絶対的に楽で、みんなにとって確実に利益になります。少し大変そうでも会社を良くするんだという決意をして改革することが大事ではないでしょうか。
五島:思い切って「えいっ!」とやるしかないですね。時代の流れに逆らわないほうが良いし、年配者ほど対応してほしいなと思います。
小野:コロナ禍で非接触決済が推奨されている時代ですし、経営者が交代したタイミングでもありますし、変わるなら今かなと。新しいものはどんどん取り入れていったらいいと思います。クラウド化でコミュニケーションが減ったというデメリットもありますが、対面に費やしてきた時間を削減できたり、いらぬ忖度をしなくて良くなったり、業務の透明性が上がったりというメリットもたくさんあります。

業務効率化に伴い、今後ご自分のどのように仕事を進めていきたいと思っていますか?

小野:店舗に集中できるようになったので、できるかぎり現場に出たいと思っています。
五島:MFはデジタル化のはじまりにすぎません。次は、人事労務。いまは人事名簿も紙でやっていますが、遠くない将来にデジタル化していくと思うので、勉強しておきたいと思っています。

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